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元気そう
「前から、自分のこと、『じつは王様だ』とか、言ってたんですか?」
「・・・いや、さすがにそこまでの『ホラ』はなかったけど・・・。 ―― 意外と元気そうでよかった」
「え?」
「いや、おれ、ずいぶんながいこと会ってないから、気になっててさ」
「・・・あなた、あのじいさんに、身代わりにされたんですよね?」
「え?なんで知ってんの?」
ネイブがおどろいたとき、バルコニーの年寄りが、「ネイブ!」と名指しした。
「はい!」
ものすごくいい返事をしてから、くっそホーリーにたたきこまれた癖が、とくやしそうにつぶやく。




