前へ目次 次へ 108/138 パチン! パチン! こどもが伸ばしあげた手の先の指を音高くならすと、突然、日暮れの鐘が鳴り響いた。 「 ―― そんなばかな。 だれかがイタズラしてるんだろ」 ドドルがいうが、大広間の窓の外はもう真っ暗だった。 みんなが、ざわざわしはじめる。 たしかにきょうは、朝から天気がひどく悪くて暗かったが、空が夜のように黒い。 パチン! こどもがまた、指をならした。 すると、とつぜん、こどもの横に、白と黒の縦じま模様の服を来た、カボチャ頭の《ジャック)が現れた。