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『はじめまして』
「 《はじめまして》。 ―― きみが、ドドルがじまんしてる『優秀な記者』だね?」
ディークのわざとらしい『はじめまして』より、そのあとの言葉が気になってしまい、自然と握手する手をだしてしまった。
ドドルは、きまり悪そうな顔でせきばらいをし、いやまだこれからで、と、二人が握手するのをみている。
「 ―― ロジーです。 あの、とにかく、いろいろ・・・」
「いろいろさぐるのが得意みたいだが、ジャックのことは難しいだろう?」
ぐっとつながった手に力がこめられ、ロジーは言い返そうとした言葉をのみこんだ。




