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カボチャ破裂
この種をまくと、ジャックの頭みたいな、大きなカボチャがいくつもできるので、それをすきな顔にしあげて、誕生祭りの当日に火をともすのだが、このカボチャは、誕生祭りの翌日午前三時になると、 ―― なぜか、すべて破裂する。
街のあちこちに飾られたそれらが、いっぺんに破裂する音をベッドの中で耳にしたみんなは、翌日にひかえるカボチャ残骸の大掃除にうなされながらまた眠りにつく。
不思議なことに、カボチャが破裂すのをみると、見た者に呪いがかかって同じように破裂する、なんて言われているので、午前三時にそれを見に外へ出る者は、いまのところいない。




