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こういう場面・・・

ホーリーの世界に何かが起きようとしている？　　王様ジャックの後継者のうわさをおって、新聞記者のロジーが調べ始めると、絶滅したはずの種族たちと城の存在がうかびあがり、ホーリーというキラ種族の名前がでてくるのだが。。。。　　　いそいでかいたので、見直しながら、ゆっくりあげたいとおもいます。。。。

　　ホーリー・グローリー・ジャッカネイプスのはなしをしよう。

　ホーリーは、見かけ身長１３０センチほどの小柄な子どもだ。

　独特のおかっぱ頭は青みがかったきれいな白髪。

　一直線の前髪からのぞく鋭いグレイの瞳。

　目の下には、常に黒い隈。

　日に焼けたことのない不健康な白い顔には、澄まして人をみくだしたような鼻が、少し尖り利ぎみにつき、小さな口元は、常に皮肉げにゆがめられている。

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　ゴロゴロと低く重い雷鳴。

　風がときおりひどく巻き、降り続く雨が全身に叩きつけられるようだった。

　高い筒状の帽子は、決して雨よけになどならない。

　コートについたケープは、少しだけ雨の進入を食い止めるのに役にはたつが、水を吸ったそれはひどい重さになっている。

　　「・・・こういう嵐の場面、なんか前もあったような・・・」

　ロジーのそばにいる男が、手にしたランプをゆらしながらつぶやいた。