2話 プロローグ二
相手は自分で決められない…
それが宿命だと思って生きてきた。
一般市民の方たちは、ある程度の自由な恋愛が出来る。
私はこの王宮の中で生きている。
何不自由なく。
けれど、幼馴染のレイナと遊びで、王立図書館に忍び込んだ時、
見つけてしまった。
日記調の物語。
とある敵対王国同士の恋の物語。
私はこの本を読んだ時の、衝撃を決して忘れない。
胸が高鳴り、心がときめく。
これが恋なんだと知った。
私は本の中でしか、この感情を知らない。
恋なき愛は無いのでは。
そう思う様になった。
私の婚約者は勇者になる。
相手も名声を求めてる。
お互い恋愛なんて存在しない。
それは仕方がない事。
私が我慢して、皆が幸せに生きていくのなら
他の人の幸せを願う。
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筆者が泣いて喜びます。
⚫︎最恐オーガは他種族女子と仲良くなりたい 完結済
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他種族の接触が禁じられた世界
最恐のオーグンが他種族の女の子と仲良くなりたくて人間の王子と旅をする物語です。
お馬鹿で変態だけど純粋なオーグンの冒険を覗いてみてください。