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女神の貫禄?

「変なドラマばっか見てるから知能低下してない?」

「女神に対して失礼ね。むしろこっちの事を知って知能ならたぶん上がってるわよ」

「久しぶりに聞いた。ステラの女神発言」

「久しぶりかしら? ……香織にはそうかもね」


 最近は女神と言うことも呼ばれることが多かったので個人的には久しぶりな気がしない。


「自分の事を神様って言う奴って普通は頭オカシイ奴って思うんだけど……ステラが言うとなんか笑えてくる」

「なんでよ」

「真剣というか本気度が凄いっていうか……あー、この人ならしょうがないよねぇって感じ?」

「よく分からない感想ね」

「私も言っててよく分からない。ともかくステラなら女神発言もなんか納得ってことよ」

「曖昧なまま納得されるのはステラ的に不服ではあるけれど」

「まあまあ……お互い飲み物も無くなったし、そろそろまたお店見に行こう?」

「そうね。あまり長い時間、この日当たりのいい席を占拠するのは悪いモノね」


 席が空くのを待っていた人達の横を通り抜けて私達は街の散策へと戻る。


「お店と言っても目当てのカーテンは買ったのに後はどこに行くの?」

「うーん、雑貨とか? ステラは今欲しいモノとかないの?」

「欲しいモノね。一通り揃えているつもりだから特には……」

「まあ見ているうちに欲しいモノが見つかるかもしれないし、とりあえず行こ行こ」

「帰るのにもまだ早いしいいわよ」


 適当に入るお店を探して視線を動かしていると交差点に頭一つ抜けた体格の男性が目に入った。向こうも私に気が付いたようで人混みを縫うように近づいてくる。


「ステラさん! こんな場所で奇遇ですねっ!!」


 開口一番変わらずの大声で清隆君が挨拶をしてくるので周囲の視線が一気に集まった。横にいる香織は私と清隆君の顔を交互に見ては対応に困っている。


「確かに奇遇ね。近くで生活しているんだし、会う可能性は十分あるんだろうけど」

「そういえばそうですね!」

「あれから体調はどう? 具合が悪いところは残ってる?」

「いえ、まったくありません! これも充分に寝たのと何よりステラさんのおかげですね!」

「清隆君……人混みではもうちょっと声を抑えない?」


 先ほどから周囲の人が清隆君の声の大きさにびっくりしまくっている。


「人混みでは聞こえにくいと思い、声を大きくしていたのですが」

「私は耳が良いから大丈夫よ」

「そうでしたか。それでは小さくしますね」


 清隆君なりに小さくした声はそれでも大きかったけれど先ほどよりはだいぶマシにはなったけれど、清隆君を怖がった香織が私の背中に隠れてるように移動してしまっていた。

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