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写真

「そうだ。エメオール達がこっちにいる間に沢山写真を撮っておいて印刷して持って帰るといいわ。昔の旅の写真は撮れなかったけれども今なら好きなだけ撮れるもの」

「印刷ということは紙に写せるんですか」

「ええ、綺麗にね。ステラもまだ使ったことはないけどコンビニで出来るみたい。撮りたいモノがあったら言って。さっきも言ったけどスマホを貸すわ」

「では今ちょっとお借りしてもいいですか」

「どうぞ」


 私は起き上がったエメオールにスマホを手渡して写真を撮る操作方法を教えた。


「なんだか不思議な感覚ですね。指先の動きで色々と動いて……」

「ステラも最初は慣れなかったわ。すごいわよね。そんな小さな箱で沢山の事が指先の操作だけで出来るのだから」


 エメオールは手にしたスマホのカメラレンズを私へと向けた。


「ステラを撮るの?」

「駄目でしょうか?」

「全然いいわよ。綺麗に撮ってね」


 軽くポーズや顔を作るとエメオールは何回も撮影ボタンを押して私の顔や全身を撮影した。エメオールが満足して撮影が終わったタイミングでどのように撮れたか気になって写真を見せてもらう。


「うんうん、ちゃんと綺麗に撮れてるわ。エメオール、撮影の才能があるんじゃないの」

「そ、そうでしょうか」

「これはステラの世界でも早く写真が撮れるように技術を発展させないといけないわね」

「スマホを作れるようにするんですか?」

「スマホじゃなくてカメラの方よ。元々別の技術だし。どちらかといえばカメラの方が簡単じゃないかしらね……たぶん」

「きっとステラ様の世界のみんなも喜びますよ」

「そう願うわ」


 エメオールは私にスマホを返した後で再びソファで横になった。


「少し動いたおかげか眠くなってきました」

「今度こそゆっくりお休みなさい。起きたらコンビニに写真を印刷しに行きましょう」

「はい、お願いします」


 返事をした後、エメオールは目を閉じて寝息を立て始めた。私は今度は起こさないようにと少しソファから距離を取って本を読み始めた。

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