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クセモノハウス  作者: 立川好哉
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第2話 不可欠要素

 同居人がいるとその人のことを少なからず考えて生活せねばならないため、神田はこれまでのように長々とゲームを続けることができなくなった。そのことをそれっぽい理由をつけて仲間に説明すると、承服できないという旨のコメントを貰った。それもそのはず、金にものを言わせられる神田は重課金者で所属するクラン屈指の強者であるため、穴を埋めることが極めて難しい。しかし神田は突然訪れた美少女を呆れさせないためにあらゆる手を尽くす必要があり、ゲームばかりではいられない。『ばかりでないこと』を強調して説得を試みたところ、なんとか納得してもらえた。ただし条件付きで。その条件とは、


「アイテム収集クエストの最高難度を1日10回以上達成すること」


 これは神田にとって難しい課題ではない。重課金者のヘヴィーファイターは火力不足とは無縁で、攻撃力不足のステータスを装備によって補っているため必要なのは魔法使いくらいなのだ。指定されたクエストは物理無効を持っている敵が出てこないため、頑張れば1人でも達成できるのだ。言うまでもなく、仲間はそのことを知ってこのクエストを指定した。神田はその条件を飲んだからには必ず達成することを約束し、仲間がいないときにやることを決めた。


 その間小豆は何をしていたかというと、食材の整理を終えて洗濯物を干そうとしていた。しかし最初の一歩で躓いていた。というのは、神田は震動と騒音、排水の都合で洗濯機の底上げをしているため、小豆が槽の底にある洗濯物を取れないのだ。そこで踏み台を使おうとしたのだが、都合の良い踏み台がない。何か踏んでも崩れないものはないかと探して段ボール箱を見つけたが、小豆が最底のものを取ろうと身を乗り出したときに一点に圧力が加わったことで崩れてしまい、小豆は顎を洗濯機に打ってしまった。しばらく悶絶しても挫けず、フローリングワイパーの柄を使ってなんとか掻き出し、漸く物干しに移った。

「いったい…」

 ここに来てからどこかを痛めることが多いと嘆いた彼女は顎を気にしながらもしっかりと洗濯物を干すのだが、途中で見慣れない物を拾い上げて動きを止めた。

「……」

 家事を母親任せにしていた小豆には男性の下着を干す経験がないし、男性の下着を見る経験も少ない。だから男の下着とはこのようなものだと学ぶための時間がかかったのだ。その後は黙々と干してすべてを吊し終わったのだが、この場所に干すと生活動線の妨げとなる。部屋の隅のほうへ寄せようと思って物干しを持ち上げた。すると、X字になっている物干しの上部が外れ、吊していたものが崩れ落ちた。

「うわわわ」

 パーツはすべて接続されていると思っていたのだが、上部は重力に従っているだけだった。部屋を掃除しておいたから服が汚れることはなかったのは幸いだが、ハンガーの端が小豆の足の甲に落ちて彼女の新たな痛みを生んだ。

「うぅ、ひどい…」

 この世の理に文句を言った小豆は、少し休むことは罪ではないと思ってソファに座った。

「慣れないことするもんじゃないなぁ…」

 慰めの言葉の一つでもあれば気の持ちようが違ったのかもしれないが、神田は友人との会話に夢中である。大した人とは思っていないが、こんなに近くにいるのに関わりがないと寂しく思うものだと知った。

「神田」

 神田は片耳にイヤホンをつけているため、空いている耳で周囲の音を聞くことができる。だから振り返り、小豆の続きを聞いた。

「神田はご飯とお風呂どっちが先?」

「メシ」

 短い返答があっただけだ。会話をしていても寂しいのは何故だろうと考えると、自分にこそ意識を割いてほしいからだと結論が出た。神田は会話やゲームにばかり意識を向けているから、まるで小豆を邪魔と思っているように見える。何者かに触れてほしい心を抱えたまま小豆は夕飯の支度を始めた。


 今日の料理はピッティパンナ、スウェーデンの料理だ。じゃがいも、タマネギ、ソーセージなどを細かく切って炒め、目玉焼きを乗せて塩胡椒で味付けをしたもので、調理が難しくないので素人にも簡単に作れる。アレンジの幅も広い。

 1K物件にしては広いキッチンで食材の下ごしらえを始めた頃に神田がゲームを終え、小豆を休ませた。

「悪いね相手できなくて。買い出しと洗濯ありがと。メシは俺が作るよ」

「うん…」

 お礼の言葉は欲しいものの1つだった。小豆は再びソファに座り、夕方のニュース番組を見た。しばらくすると豪快に炒めている音と塩胡椒、オレガノの香りが部屋に届いて小豆の腹を鳴らした。早く食べたくなった小豆が皿を取って机に並べようとすると、キッチンと部屋とを隔てる襖を滑らす凹凸に足を引っかけて倒れてしまった。その拍子に皿は手から離れ、優しく迎えてくれるはずの机に当たって砕けた。

「あぁぁ」

 音から何が起きたかを察した神田は火を止めてすぐに小豆を退かせ、滅多に履かないスリッパを履いて片付けを始めた。

「小豆、怪我してないよな」

「うん、たぶん…それより、ごめん!お皿割っちゃった…」

 罪の重さを量って狼狽える小豆に対し、冷静に淡々と片付けを済ませた神田は、泣きそうになっている小豆に代わって皿を出し、大きなフライパンを机の鍋敷きの上に置いた。

「ほんとごめん…」

「構わんよ。ってか最近の皿って割れるんだね。強化加工してるって書いてあった気がしたんだけど…劣化したんか」

「その、何か必ず埋め合わせをするから…」

 神田は冷蔵庫からジュースを出すと、2人分注いで小豆に1つを差し出した。

「そんな泣きそうな顔すんなって。知ってるだろ?俺が金持ちってこと」

「でもぉ…」

 罪から逃れるためではなく、神田の優しさに触れて泣き出した小豆は、顔を赤くしたままジュースを飲み干して神田渾身のピッティパンナを口いっぱいに入れた。

「淡泊に見てたけど、お前ってドジなんだな」

「ふぇ」

「洗濯機に顎ぶつけたり物干し外したりコケたり…まあ、愛嬌ってことか?」

「困ってるんだよぉ」

「まあ、間違ってコンロを爆発させたり有毒ガスを発生させたりしなければ大丈夫だろう。心当たりがあるなら化学を学んでおけよ。家庭科の資料集にやりがちなミス書いてあるから」

 神田はドジを認めると明言したから小豆は救われた気がした。ドジを踏むとたいていは怒られたもので、学校でも友達の家でも組織でもよく怒られていたと顧みると、神田の優しさが際立った。この男はどうしてここまで優しいのだろうと考えてみたが、既に答えは出ているも同然だった。

「お金持ちだと心に余裕が生まれるんだよ。4人が死ぬ前は俺だってワガママで文句垂れだった。うちは貧乏だって言われ続けて育ったからね」

「貧乏じゃなかったわけだ」

「ああ。ちゃんと金を貯めてくれていた。もしかしたら自分たちが死んだ後に俺が荒れないようにするためだったのかもしれない」

 碌でもない親と思っていたのに、そのことを考えたら涙が溢れたと神田は語った。

「きっとあいつらは他の人を助けられる人になってほしいと俺に思っていたんだろう。そのための金があるなら俺は望み通りになるまでだ。まあ、課金でだいぶ消えたけど」

 しかしまだ廃人と言うのは程遠いらしい。廃人とは重課金者という表現を上回るものだとどこかで聞いたから、100万円どころではないのだろう。

「だから俺はお前に金を使うことを惜しまないわけ。人助け以外のなんでもないだろ?」

「そうだね。かなり救われてる」

「俺としても精神的にだいぶ楽になったから、与えてばかりじゃないんだな…酒買ってきていい?」

「突然!」

 小豆は未成年なので神田は買い物の時に頼めなかった。彼はコンビニで缶ビールを買ってくると、ピッティパンナの最高の友達と言ってグビグビ飲み始めた。

「神田は酒強い?」

「知らんけどリア友と飲むときは一番最後まで生きてるよ」

「ふーん…」

 神田は小豆が怖れていることを察してニュースを消した。

「酔って襲うとかねぇよ。眠くなるもん」

「それはよかった。神田のこと信用してるからね」

「安心しろ。1缶じゃそこまで酔わねぇ」

 確かに神田の顔色に変化はない。程よく気持ちよくなっているように見えるが、襲いかかってくる気配は全くないので小豆は安心した。ドジっ子に皿を持たせられないということで神田が片付けをしている間、小豆は風呂を洗っていた。しかしここでもドジっぷりを見せるのだった。

「きゃぁ!」

 風呂場から悲鳴が聞こえてきたので、春先に出始める奴が堂々入場したのかと思って駆けつけた。しかし黒くて小さなのはどこにもおらず、びしょ濡れの小豆が立っていた。

「えっち」

 それだけ言って神田は踵を返した。服が透けて下着が見えてしまうのはイラストでよく見た。リアルで見ても殊に驚くことはない。そもそも見せブラが常に肩から見えているため、どんな柄かを知っている。見えないものが見えるようになれば興奮するが、既に見えているのならば心はさほど動かない。

「服濡れたんだしお前が先に入れ」

「いいの?悪いねぇ」

「仕方ねぇだろ。濡れた服でここに座られても困るし」

「神田はホントに優しいなぁ!」

 今日会ったばかりで、自分を殺しに来たとは思えないくらい友好的になったと神田は思った。しかしそれが自分の優しさのためだとは思わない。小豆にある独特の魅力のためだということにすれば、もっと彼女に優しくできそうだ。

「今日あちぃしアイスでも買ってくればよかったなぁ」

 またコンビニに行く気にはならなかったので、神田は食料庫と称した段ボール箱にある『牛乳で作る簡単プリン!』を作って冷蔵庫で冷やしておいた。

「あ、そうだクエストやらんと」

 神田の日常はゲームに支えられているから、完全に忘却することはないし、少しでも約束を忘れたことを反省しなければならない。仲間はまだログインしていたが、別の任務に出発していたのでこちらの手伝いをしてくれることはなかった。それでも効率プレイで課題を済ませると、仲間に置き去りにされることを怖れて少しだけ経験値稼ぎもしておいた。


 神田はふとあることに気付いた。現実戻りをした直後にすることは状況確認で、今は小豆が風呂に入っている。ここから考えられることは、上がったときの服装。寝間着。

「買ってないねぇ」

 神田の辞書で寝間着と引くと『寝るときに着る服。あるいは、寝るときにだけ着る服』とある。小豆は何を着て出てくるのだろうか。それを予想してから程なくして小豆が出てきた。彼女は今日買ったばかりのTシャツとショートパンツ…入る前とさほど変わらない装いで出てきた。

「おさき~」

「ん、デザートあるよ」

「ありがと~!」

 冷蔵庫の下段を探る小豆のショートパンツの隙間が気になった神田はしばらく凝視したが、姿勢が戻ると何事もなかったように着替えを持って風呂場に向かった。

「寝たければ俺の布団使っていいよ」

「神田はどうやって寝るの?」

「そのソファ、パタッて倒すとベッドになるんだ。こっちのがいい?」

「神田はどっちがいいの?」

「布団」

「じゃああたしがこっちで寝るよ」

 神田は自分の布団を他人に貸すことに少し遠慮があったから、そう言ってもらえたことで助かった。もちろんソファも長く使っているからそれなりに使用感があるが、布団より清潔感がある。衝突することなく決まったので神田は風呂に入って密度の高い日の疲れを取ると、小豆が残しておいてくれたデザートを食べた。小豆のほうがずっと疲れていたようで、既にぐっすり眠っていた。神田は微笑み、風呂上がりのゲームを諦めて布団で眠った。


 翌朝、ゲームのための時間を確保するべく朝5時に起きる神田がゲームをしていると、ボイスチャットの誘いが来た。相手は同じクランに所属する別のニートだ。彼にも彼なりの生活習慣があり、この時間には必ず起きていることは知っていた。クラン同士で競うバトルのとき以外はボイチャをしなかったのに、今になって送ってきた。しかし神田は小豆が静かに寝られるようにとそれを断り、詫びの言葉と理由を文字にして送った。恋人の存在まで知らない仲なのですぐに受け入れられ、2人はキーボードでのやり取りで同じクエストを進めることになった。

 それに要した時間、2時間。最低でも4人以上が推奨されているクエストだから時間がかかって当然で、むしろ2時間で済んだことは素晴らしいと賞賛を浴びることらしい。このクエストはクランに影響する報酬を含むもので、欠かさずやっておきたいクエストの1つである。この時間には毎日5人以上のメンバーがログインしているのだが、今日はこの2人しかいない。それを怪しむニートに対し、神田は『バイト始めたのかも』と脅した。朝のうちにやるべきことを終えたので解散になり、神田は自分のためのクエストをいくつか受注して街から出た。


 順調にクエストを終えて街へ戻ってきた神田が報告を済ませていると、ふと背中に気配を感じて振り返った。彼の感覚は正しく、すぐそこに小豆が立っていた。

「おもしろいの?」

「おもしろいよ…おはよう小豆」

「おはよう神田。よく眠れたよ」

「そりゃよかった。いま朝飯作るね」

 神田はログアウトして朝食を作り始めた。慣れた動作を羨んだ小豆だが、余計なことをすると周りに迷惑をかけることを知っているから素直にソファに座って待った。もちろん何もしないことの罪の意識が彼女を苛む。じっとしていられなくなった彼女はゴミを出そうと思い、冷蔵庫に貼られたゴミ収集カレンダーを見て出せるものを出しに行った。ゴミ出しで惑うようなことは起きず、小豆は無事に帰ってきた。神田は安堵し、できた料理を皿に盛って机に運ぼうとした。

 しかし今日は神田がドジを踏んだ。足を滑らせ、皿を壁にぶつけて料理を少しこぼしてしまった。床が汚れた程度で済んだからよかったが、盛大に転んでいたら料理も床に伏していただろう。

「なんか床が滑ったんだよなぁ…」

 神田が床を見る。するとそこには転々と小さな水たまりができていて、それは外へと続いている。この瞬間、神田は口を噤んだ。

「あ!もしかしてあたしが出したゴミに漏れてるのがあった!?」

 小豆は気付いてしまった。神田は自分の責任だと言って繕おうとしたが、小豆はまた自分の失敗に落ち込んでしまった。

「俺が運動好きでよかったな。こう見えて週に1回はフットサルに行くんだ」

 神田の楽しみの一つがそれだ。駅ビルの屋上にフットサル場があり、熟練度ごとに2~3時間の個人参加のイベントが用意されている。日曜の夜のエンジョイコースに行く彼は、確かに立派な脚をしている。

「神田、運動得意なんだ。まあ見た目からして得意そうだけど」

 神田は細身で身体が軽い。小中高とサッカー部に所属していたためフットワークも軽く、殆どの競技で活躍できる。但し水泳と武道は苦手だ。

「今回は俺の怠惰のせいだ。お前のせいじゃない。靴とか汚れてない?」

「あ、うん。大丈夫…」

 さっさと食事を済ませた神田は業者がドアを直しに来るまでゲームをすると言い、小豆をほったらかしにして仲間と遊び始めた。小豆は昨日のように寂しい気持ちになり、それを紛らすために本棚の漫画を読み始めた。するとこれが驚くくらい面白い。夢中で読んでいるうちに業者が到着し、読み進めているうちにドアが直っていた。


 家の復活に歓喜した神田が再びゲームの世界に入ると、小豆は生活用品の不足を確かめてから買い物に出た。今回は神田のシェーバーの替刃と洗顔料を買うためにドラッグストアに行く。その店は日用品のみならず飲料や食品も安いので、神田がゲームをしながらつまむための菓子を買っていくことにした。


 店内を歩いて目的の品を集めていると、売り場の角で人にぶつかりそうになった。互いに謝ったが、その直後に相手の姿を見ると顔色を変えた。

「あなた…!」

「なんであんたがここに…!?」

 小豆が対峙したのは鮮やかな茶髪をツインテールにした10歳くらいの女の子で、長い筒状の入れ物を背負っている。小豆はこの少女を知っている。組織の人間だ。

「私はお手洗いを借りに来ただけよ。標的の家に向かう途中にあったものだから。ここの人は親切ね。すぐに『どうぞ』って言ってくれたわ」

「チッ、なんで出くわすかな…」

「ここにいるってことはあなた失敗したってことね。運の悪いこと。私が処分させてもらうわ。役立たず」

 組織の人間の中には失敗した仲間を『懐柔された』と思い込む者がいるようで、この少女がまさにその者だ。過激派と呼ばれる少女は、失敗した小豆を処分すると宣言した。小豆はかごを置いたまま店を出て迎撃を試みた。しかしこちらに武器はなく、相手は入れ物から木刀を出して構えた。明らかに振りだ。立ち回りを工夫して武器を奪えれば一気に戦況が覆るが、相手もプロだ。

「あなた、標的に負けて素直に従っているんでしょ?我々の敵になるなんて愚かね」

「あたしの標的は殺すべき人じゃなかった。とても優しいし、ドジな私のことを気にかけてくれる良い人。無職だからって殺そうとするのは間違いだよ」

「そうかしら?人々は仕事をすることで国を豊かにしてきたし、種を存続させてきたのよ。それができないなんて役立たずじゃない」

「それだけが理想的なやり方じゃないのに…!」

 分かってもらえない苦しみを抱えていると、少女が襲いかかってきた。彼女はドジを踏まない。小豆は真剣に戦うことを決意した。

おそらく多くの人が可愛い女の子と同居することになってこんなに上手く馴染むかっていうとそうじゃない気もしますが、神田ほど余裕のある人なら遠慮なんてなくて、それが小豆にとっては快いのかもしれません。僕はきっと気を遣いまくりますね。ってかここ2万文字まで書けるんですね。キャプションで1話分作れるじゃないですか

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