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第六十六話 塔の中の姫君その1

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評価があれば、遣り甲斐がもっと増えますので。

「サリアベル、それでは行って来るよ。」サジタリオ王子は軽い口調でそうおっしゃいました。

「サジタリオ様・・・・。」あれは何時の事だったかしら。もう、随分前の事だった様な・・・。

 そう、もう思い出せないわ・・・・。

「姫様、御髪を漉かせて頂きます。」

「どうぞ・・・・。」


 ****


「姫様、臣サイラス・ケンジントン、御前に罷り越しましてございます。」まだ小さな頃、わたくしが、父母の死について、寂しい、会いたいと考えるばかりだった頃。あの方は本当に親身になってわたくしを支えて下さったものです。

「この者は、身共の娘のシーナにございまする。姫様の近くに侍る様、既に申し付けてございますれば、姫様のお許しを頂き、近くにてお仕えさせて頂きたく願いまする。」そうしてわたくしの前に現れたのがシーナでした。

「シーナ・ケンジントンと申します、姫様。」目の前には、わたくしと同じ位の歳と思われる女の子で、恥ずかしがり屋らしく、モジモジしていたけれど、しっかりと手を前に出して、わたくしと握手をしてくれたものです。


「兄様がたはどうなされたのですか?アリエルは寂しいのです。お会いしたいのです。」と、わたくしは、聞かないでも良い事を尋ねてしまった事を記憶しています。

 まだ、その頃のわたくしは6歳と、物心は既についておりましたが、それでも肉体も精神も幼かったのです。

 サイラスや、当時は現役で精力的にノースポートを切り盛りする役を引き受けて下さったロックウッド子爵の先代が摂政としてわたくしを補佐して下さいました。

 その頃のわたくしは、父母の跡を継ぐべく、魔法使いの修行をひたすら行う日々でした。まだ6歳、ですが、周囲の魔法顧問達は、わたくしに恐るべき才能があり、父母の遺した魔術を習得して行けば、いずれは周辺の国の大魔法使いに伍する実力を発揮するものと期待されていたのです。


 兄様達と二度と会えない、その事をサイラスから告げられた時に、彼が涙を流す様は忘れられませんでした。わたくしは、その時に初めて知ったのです。わたくしが孤独である事を。そして、必死に助けようとしてくれる者達の悲しいまでの献身と、それでも状況を変化できない無念をも感じ取ってしまったのです。


 幼少期はそれでもまだ良かったのです。幼女に対して強く警戒する向きも少なく、山のモノとも海のモノとも付かない魔術師の卵などを警戒する必要もなかったのですから。

 しかし、それはわたくしが10歳を少し超える時までの事でした。

 後々でわたくしも理解したとおり、兄上二人は謀殺されたと言う事を、サイラスが死んだ時に痛感しました。その下手人は、間違いなく兄様達を殺した者達だったのでしょう。

 議会に向かう途上でサイラスは刺殺され、その時にサイラスに付けられた護衛は”暴漢”に対して何の反撃もせず、一部始終を見ていた筈のその護衛全員がその後に揃って逐電し、行方不明になってしまいました。

 幼い侍従の末席であったシーナは、父の死後に一度だけわたくしの前で涙を零しました。しかし、それも皆の前ではなく、わたくしだけが知る事でした。


「ロックウッド子爵も、今や高齢で、後継ぎも凡庸なお方です。長く頼れる訳ではありません。」サイラスは生前にそう言っていましたが、事態は実はサイラスの想定してた最悪をも上回っていたのです。


 シーナの兄であるまだ16歳だったライアンと、母であるラハイナが、親戚筋でもあるロックウッド子爵家の当主が病に臥せった際に、病中を見舞うべく揃って訪問した時の事。

 二人の乗った馬車は”ノースポートの商業区で、車軸廻りが突然故障してしまい、修理で停車している最中に、老朽化していた3階建てのレンガ造りの家屋の壁が崩れた下敷きになる”と言う事件が起きたのです・・・・。

 何故か、壁の下敷きになったのはライアンとラハイナだけで、修理をしていた筈の馭者達は揃って無事であったのです。その馭者達も不可解な事に、逐電して行方不明に・・・・。


 今や味方は傍仕えのシーナだけ、そうわたくしは強く理解し、実感しました。わたくし達二人は、身を寄せ合って生きて来た様なものでした。その絆とお互いの決意は、姉妹のそれではなく、同士であり、盟友のそれでした。わたくし達は戦友であったのです。

 思えば、わたくしは大半の常識や世間一般の知識をシーナから得ていたのです。ありがたい事でした。


 サイラスの死後、封領を減らされ、兄であるライアンの死後、領土の保全ができないと見るや、すぐさまにケンジントンの領土と権限を”敵”は剥奪してしまったのです。

 それらの領地と権限は”敵”の手に墜ち、シーナの下に残ったのは”子爵の名義”だけでした、しかも一代限りの。その時、私達二人は12歳。


 その頃でした。わたくしは議会に呼び出されて、”統治者”として議会を招集し、その”統治”に責任を持つように求められたのです。いやとは言えませんでした。

 その後に、新しい摂政としてのフルバート伯爵の擁立、バーチとフルバートの自治権の拡大と徴税権についての取り決めを求められ、それに逆らえる訳もなく、唯々諾々と認める事になりました。

 ノースポートについても、いろいろと手を入れられそうになりましたが、それについては、まだそこそこの数が(当時は)存在していた良識のある議員たちが揃って反対してくれて、何とかなりました。

 ただし、それらの議員たちは、その後に議員を辞める破目になるか、家族に不幸が起こるか、当主が不慮の死を遂げるか。そんな経緯を辿って行きました。

 わたくしは、勉強に勉強を重ねて、遂に勇者を一人召喚する事に成功しました。ザルドロン、広範な知識を有し、わたくしに忠実で、思慮深いお方を呼び出せたのです。


 ザルドロンは議会でも様々な真っ当な助言をして下さいましたが、それ故に議会から追放されました。

 精神に影響する魔術を使えると言う事で、議会の”健全で自由な”運営に反する存在として、出入りを禁じられたのです。それはわたくしに取っても屈辱的な出来事でした。

 涙を流して悔しがるわたくしに、ザルドロンは慰めて言いました。

「儂に何を言おうと、儂はどうとも思わんですよ。それよりも、姫様はもっとご自身達を大切になさるべきではないかな?

 今は雌伏の時なのですよ。相手を調子に乗せすぎるのも悪手でしょうが、無理に打って出るのは更なる悪手ではございませんかな?」

「とりわけても、シーナの疲労ぶりは、儂の目から見ても可哀想な程ですじゃ。お二人とも認めなされ、今は力も足りず、手駒も足りないと。一所懸命なのは理解できますが、そう言うせっかちな所は、まだまだご両名ともお若いですな。」

 生命を受けて一年程の賢者は、わたくしを諫めてそう言って下さいました。


 ザルドロンがいなくなってから、わたくしは毎度議会で吊し上げられる事となりました。無能と罵られ、責任を問われ、統治者としての資質を疑われる。先代と比べられ、言葉の端々に文句を言われ、時には冷笑の漣が議会の議事堂に響き渡る。

 最初は大層に気にしておりましたが、やがては馬鹿な方々が自分を貶めているだけだとの理解に及ぶに至って、一切が気にならなくなりました。

 ただ、要求される不当な事々には、その都度に必ず拒否権を発動するのは当然の事でしたが。


 それから半年ほどの間、大河の近くで起きた大規模な水害への対策を名目に、議会の招集を最低限に抑えました。

 今や諜報活動のエキスパートとなっていたシーナと力を合わせて、自分自身が使える大魔術と組み合わせて、様々な調査に携わり、その実力を養いました。

 特にノースポートの内部に限定して、相手側の諜報網を洗い出し、将来に備えての準備を重ねたのです。


 1年前、わたくしの17歳の誕生日に、ノースポート伯爵御自らが、わたくしに求婚して参りました。

 ささやかな誕生祝いの宴席に招かれていた人達の中には、激高して声を荒げる方さえ居ました。

 そして、その方は、その後すぐに亡くなってしまいましたが・・・。

 神官として、生涯未婚のままで過ごす覚悟さえある、そう公言しておりましたが、それさえも効果が無かったと言う事に、わたくしは落胆致しました。

 そう、鏡を見れば、お母様の肖像画そっくりの姿形にわたくしは相成っておりました。心を寄せる殿方さえおらず、中身は小娘でしかないにも関わらず、知らぬ間に容姿だけはお母様そっくりになっていたのです。

 本来なら喜ばしいと考えるでしょうが、わたくし本人を狙う邪悪な者共がその手を挙げて、わたくしの身柄を所望して来たと言う事に、わたくしもシーナも戦慄致しました。


 その頃、ザルドロンにいかなる方法で、先方の降嫁要求を断るかと言う件で諮問を行ったところ、お父様とお母様の共同による魔術署名付きの「王室及び貴族に関する権利章典」の一部分の複写を差し出されました。

 制定は丁度わたくしが産まれる1年前の事で、最新の更新部分なのだそうです。

 そこに書かれてあったのは”王家及び貴族の女児は、その身柄を権力に拘束される事はない。望まぬ婚姻については断じてそれを認めぬ権利を持つ”と言う一文であり、まさに今のわたくしを護るためにある様な条項でした。

「これは取って置きの手段でございます故、癇癪など起こして早めに使う事は避けられた方がよろしいでしょうな。」そうザルドロンは言っておりましたが、わたくしはその時は安堵と父母への感謝で、シーナと抱き合って泣いてしまいました。


 一年があっと言う間に経過し、わたくしは3年ぶりに勇者を召喚する大魔術を執り行いました。更なる味方を、絶対に裏切らない味方を求めていたからです。そして、彼がやって来た。

 精悍な方。優しくありながら拗ね者でもあり、自虐的でありながらひん曲がっていない。他人のどんな願いにも応えようと努力し続けるお方。

 今はエルフの森に居るのでしょうけど・・・・。あそこには何故か強力な武器や装飾品らしき代物がゴロゴロしているため、稲妻の籠手らしき道具を追う事もできません。それにかまけている場合でもありませんし・・・。


 そう、シーナは大枚をはたいて、装甲兵士ギルドを即金で、要員を専属でノースポートに常駐する様に交渉してくれたのです。以前のノースポートでは財政的に不可能だったでしょう。

 つまり、聖騎士、アリエル本人に絶対の忠誠を誓う勇士達を選定する事ができると言う事です。

 それらの召集に応じる者達は、ノースポートのみならず、最前線のコンスタンティンからもやって来る事でしょう。潮目は大きく変わったと言う事です。


「レンジョウ様、早くお帰り下さい。それでもアリエルは不安なのです。」そう小さく呟く声は、展望台から風に乗って消えてしまう。


 ****


「手を離すな。」姿はタルンカッペに隠されて、レンジョウの声だけが聞こえる。

「うん、わかったの。」肩に掛けた弓も、タルンカッペの働きで全く目には見えない。手を離したら、お互いの位置がわからなくなる。

 あたし達は風の様な速度で走っている。あたしは鎧と装飾品の、レンジョウは鎧と稲妻の籠手の働きで、全速で走れば普通の人間には目で追えない程の速度を出す事ができる。まして今は透明状態だしね。


「フルバート市内の北に位置する旧市街の中で間違いないんだな?」レンジョウが確認する。

「間違いないの。建物の絵もあるし、詳細な地図もある。もう一度どこかで確認しておくべきね。透明なままでは無理だけど。」

 そうして走り続けて、夕暮れ時にヴァネスティの森を出たのが、夜半にはフルバート伯爵の直轄荘園、つまり外壁に囲まれた市街の40キロ程先に到着してたのよ。

「って事は、もう俺達は250キロ程を突っ走った訳か?たった5時間程で・・・。」

「そうなるね。ちょっとあたしも驚いている。こんな遠駆けは生まれて初めてだわよ。」


「それにしても、ここらは秋も遠くないのに何の作物も植えていないな。」レンジョウが疑問に思っている。

「フルバート伯爵は、臣下に重税を掛けているのよ。だから、荘園の農奴達も、ノルマを果たせないと酷い目に遭うから、それを見越して逃げちゃった訳なの。」

「もう、ここまで来れば急ぐ事もない。今は城門も閉じているしな。」

「忘れてるのね、このマントには飛翔の力もあるのよ?」

「ああ、そうだったな!」と言って、レンジョウは笑った。


「レンジョウ、ここのお家、今は誰も居ないみたいだし。ここで少しお話しない?」とあたしは言ってみた。

「わかった。じゃあ、ここに入ろう。しかし、灯りは灯せないな。用心に越したことはない。」

 あたしは慎重に耳を澄ませ、内部を探った。浮浪者や盗賊が住み着いている可能性もあるのだ。

「大丈夫だわよ。周囲にも人の気配はないのよ。」と言い、立て付けの悪い扉をそれでも静かに開けた。

 馬車で引っ越した訳じゃないから、中には家財道具が結構残っていた。配膳テーブル、机、竈も使える状態だけど、水が煙突から入り込んで内部が湿っている。


 配膳テーブルの前に椅子を運んで二人でマントを脱いで座る。月の光で、何とか地図も建物の外見もわかる。

「建物の中にはフレイア様直属の諜報員も居るらしいのよ。」

「どんな奴等だ?」レンジョウの問いに対して「多分、ダークエルフの連中だわね。」とあたしは答えた。

「ダークエルフって、エルフとは違う種族なのか?」レンジョウはダークエルフを良く知らないらしい。

「本来はミロール世界に住んでいる危険な種族なのよ。占領した街や村で徹底的な虐待を行うので有名な、嫌われ者種族なのよ。」

「まあ、あたし達エルフ族も人間の街や村を憎いの一心で破壊し続けた前科者だから、実は似たようなモノかも知れないけどね。」

「そんな奴等が何故フレイアの配下なんだ?」レンジョウは不思議に思っている。

「連中は傭兵としてフレイア様の前に現れたの。”夜の剣士(ナイトブレード)”と言われる危険な兵団の一隊だったわ。出迎えに向かったあたしにも”彼女たち”は見えなかったし、フレイア様には白系統魔術の”真実の目”は手に届かないものだったの。当時は・・・。」

「実は、河原でレンジョウ達を助けた時、あの時も”夜の剣士(ナイトブレード)”は動いてたみたい。異様な身なりの剣士が、いきなり現れて盗賊を殺して、またすぐに消えるのを、あたしは見たのよ。フルバートから、ずっと盗賊たちを尾行してたのと思うわ。」


「うーむ、フレイアの手駒は多種多様なんだな。」頭を振ってレンジョウは苦笑したの。それは同感だね。

「レンジョウ、あたしがあんたについて、とても疑問に思う点が一つあるのよ。」その疑問をぶつけてみる気になった。

「なんだ?」とレンジョウはちょっと凄んで言うけど、気押されてる感じなのよね。彼、実は受け身に弱いのかも?

「レンジョウってあんまり笑わないよね。あたしが言えた義理じゃないけど、それが気になるのよ。」

 うう・・・無言なの。

 だから構わず続けた。「レンジョウは元来笑わないタイプなの?あたしにはそうは思えないのよ。」

 困った顔をしているのよ。隠してる訳じゃなくて、どう話して良いのかわからない。あるいは話そうと考えた事すらない。そんな顔なの、意表を突かれた様な。


「ありがとう、アローラ。だがな、俺があんまり笑わない理由は確かにある。けどな、それは俺自身が解決しないといけない問題なんだ。でも、気にしてくれてとても嬉しい。」そして・・・。

「アローラは、俺の事を良く見てくれているんだな。それが嬉しいよ。」と言い、頭を撫でて、髪の毛を掻いてくれた。


「そうなのよ、あたしはレンジョウの事を大切に思ってるの。フレイア様以外で、こんなに誰かを大切に思った事はなかったのよ。」そう言った。ズキンとした痛みではない感覚が身体を走る。

”アローラ・・・”小さな声が少し心配そうにあたしに囁いている。ゲシュタルトを共有する分身の、あるいは本体の声が。

「あたし達は、後どれ位一緒に居られるかわからないの。レンジョウの事をいっぱい教えて欲しいの。そして、あたしの事を忘れないで欲しいの。あたしは消えてしまう瞬間まで、レンジョウの事を決して忘れないのよ。」と言って抱き付いたの。

 ゲシュタルトが震えて小波を立てるた。新しい意味がまた加わるのね。あたし自身の気持ちに、レンジョウから与えられる愛しい気持ちが共鳴して行くのよ。

 万華鏡を回した時に、少しずつ模様が組代わる様に。ゲシュタルトの外部に小さな光の波が打ち寄せて、それが大きさを増して行くの。それらがほどけて、更に外周を輝かせて行くの。


「今はあたし達二人だけなの。だから・・・。」

 レンジョウも頷いて、あたしの鎧の留め具を外して行く・・・。

 その夜は、あたしは何時もの様にレンジョウに身体をぶつけたりもしたけれど、それだけじゃなかったのよ。

 言葉にする事、言葉にして貰う事、それも女であるあたしには重要な事なのだと理解できたの。とっても沢山レンジョウと話ができたの。

 彼が語ってくれたあたしに対する気持ち、それらの言葉に嘘はない、それはわかっている。だからこそ、現実は残酷なのだと・・・。

 あたし達は別離を目の前にしている。彼には使命があるし、それを妨げてはならない。それは理解できるのだ。しかし、その最中に、その後に起こるだろう事を考える。

”もしかすると、二度と会えなくなるかも知れないのよ。”


 そんな未来を思う悲しみの気持ちと、今のレンジョウを一人占めしていると言う充実感、熱くなって来た身体に響き続ける波の様にやって来る悦び。それら全てが渦を巻いて、最後にはあたしはレンジョウにしがみついて泣き始めていたの。

 


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