第百二十七話 夜の中、夢の底
”聞こえるか?”
”誰だ、お前は?”
”聞こえるのか。ならば良い。”
”お前は誰だ?”
”前例なり慣例なりに従い自己紹介と言う事か?”
”勿体ぶった言い方だ。お前も謎々好きの連中の一人か?”
”謎々のつもりもない。理解できない概念を無理に説明する意味はない。”
”理解できない概念を誰と呼ぶ意味もない。聞こえるなら、いずれ理解できる。”
”飽くまで説明は拒否と言う事か?”
”理解できるまでに成長すれば理解できる。それまでは何を言う意味もない。”
”君と対話する意味もない。聞こえるかどうかを確認したまでの事。そして成功した。”
”お前の言う事は徹頭徹尾理解できない・・・・。”
”聞こえるならば、それで事足りる。それだけの事。成功したのだ。”
”何に成功したのだ?”
”今の君には理解できない。今の私、我等にはそれだけで十分であり、成功したのだ。”
”さあ、声を聞けたのなら・・・次は目を開いてみなさい。”
****
「兄貴!兄貴!どうしたんですか?」カナコギがレンジョウを揺さぶっている。
レンジョウの様子はおかしい。目を開いたまま、呆然と・・・ではない。しっかり何かを見ている様な目付きで表情は変化しない。瞬きもしない。
「これは一体どうした事なの?」私は大男に対して詰問した。
「シーナ君。食事をすれば、消化しなければならない。そうだろう。彼は今そうしている所なのだよ。」
「まあ、そんなに長くは掛からないよ。見ていなさい・・・。」
****
俺は目を開いた・・・・。またか?まさか、あのマシンの中にもう一度戻って来たのだろうか?
”色と形を見たい!”前回と同じく、俺はそう願った。
”人の子は皆同じ事を願うのですね。色と形、つまり光あれと願うのでしょう。願いを叶えます。”
ふと、明確に・・・誰かの声が聞こえた。
”君は誰だ?”俺は呼び掛けた。だが、応答は無かった。随分、長い間待ったが、声は二度と聞こえなかった。
”女の声色に聞こえた・・・・。”だが確信はない。
”この世界は、前の世界とは違う。”俺は世界を観た。俺が前回と変わらず、移動していない様で移動しており、移動の軌跡が今回も見えた。
”前回は平面を組み合わせた複雑な世界、今回は星空そのものの様だ。”ただ、それらの星々はただ輝いているだけではなかった。回転していた。
俺は速度を上げた。そうすると、世界は急に縮小された様に見えた。星々の間は急速に縮まり、それらは星団の様に輝いた。そして・・・・。
”星々は分裂して、また集合し、また分裂している?”まるで複雑な三次元のピンボールやビリヤードの様であり、それらには何かの規則性があるような、そうではないような・・・。いや・・・。
”あのマシンの中はタイルの方向を変える落ちモノゲームの様な何かの規則性があった。この世界にもそれらがあるのかも?例の雲海の様な何かがここにはあるのだろうか?”
実は、携帯の落ちモノとかパズルのゲームを俺は時々やっていたが、大体相手になっていたり観戦したりしている鹿子木を毎度驚かせていたものだ。
あいつ自身も相当の達者だったが、俺はそれをいつでも超えるスコアを弾き出し続けた。最初は、あいつが三味線を弾いてるもんだと思っていたが、途中で俺はそう言うのが本当に上手なのだと納得するに至っていた。
試してみよう・・・。星々の周囲にグリッドを配置して、軌跡で星々をなぞる。
グリッドに跳ね返った星の欠片が、次々に星々を誘爆させて、グリッドをそれぞれの頂点に、軌跡を外周に据えて、星々の巨大なピンボールを弾いてみた。
”雲海の中には何かがあった。ここには何があるのだろう?”
そこで俺は何かを感じた。言葉には言い表せない何かを・・・。もっと違う何かがあるのか?
俺は使命感に駆られたかの様に、星々を巡り、軌跡とグリッドで囲み、更に更に・・・速度を上げて、軌跡の枠内とグリッドの偏向ポイントを設置して、もっと大きな星団を形成した。
”もう一度、星団の中に入ってみよう。”
俺は、俺の周囲を”観た”。確かな規則性、確かなエネルギー、飛び交う星々は俺に何かを訴えかけるように思えた。
”美しい!何て美しいんだ!”俺の感じる何かが、そこで弾けた。
その感覚は何と言うのだろうか?
俺は何かを奪われている様にも感じた。俺は何かを共有している様な感覚もあった。俺は混乱した情報を大量に与えられたが、それを咀嚼する内に、それらが俺の知らない”言語”での何かの情報なのだと納得するに至った。
単に、俺が理解不可能な情報を得て、それを混乱と解釈したためだったのだろう。
”何かからのコンタクトを受けた?”
さっきは女の声が一言だけ聞こえた。今度は、継続的に何か意味不明な情報を与えられている。
いや、これは言語ではなく、何かのデータなのだろうか?だが、それを知る方法が無い。
星団内で速度を落としながら、俺は高速で飛び交う星々の欠片を眺め、それらの近くの軌跡が、欠片が通過するたびに”音”に似た何かを発するのを感じ始めた。
群青色の空にも似た宇宙に、白色の小さな星、黄色の大きな星、それらが周囲を巡っていた緑色の特に大きな星が、スポークに似た何かで車輪の様に回転する様を見た。
時間の感覚が既にあやふやになり、自分は低速で飛んでいた筈なのに、移動する距離はいよいよ凄まじくなり、軌跡に囲まれた星団はますます大きくなって行く。
そして、グリッドと軌跡で囲み込んだ星団内を巡り行く内に、俺は星団内の空の色が、群青から更に明るい青に、軌跡は次第に赤い色に変わり、周囲の色を次第次第に変化させて行くのを”観た”。
”臨界した!”と誰かが発したのを聞いた様な気がした。実は俺の声だったのかも知れないが。
星団は、今や一つの充足した単体での何かに変化した。エネルギーが臨界して、独自の作用を励起する様に変化したのだ。
星団とその内部の星々は相転移を行ったと言って良い。
”これが俺の作ったモノなのか?”
”そうだ、理解の一端に達したのだ。これ以上は今は無理だ。咀嚼するが良い、次の理解に達せよ。”
”これは何なんだ?教えてくれ。”
”内部に拡がる宇宙を描き変える。人は常にそうしている。だが、スケールを拡大し、深度を深めれば・・・・。”
”何の事だ?教えてくれ!”
”時を待て。今はしばし、自らの行った行為の結果を観よ。その結果と過程を・・・。”
俺は言われるままに星団の中で行われている活発な活動と、それらの生み出すエネルギーを感じ、心は美に満たされ、深い満足を得た・・・・。
ふと、俺は隣に誰かが居るのを感じた。
驚き、そして・・・それが安堵に、喜びに、安らぎに変わり・・・。
****
レンジョウの目が再び焦点を合わせ直した。硬直していた身体が動き始める。
「なんだ?全員俺の身体にしがみ付いて?どうかしたのか?」と言う、いつもの気難しい声が聞こえる。
「あんたね・・・。」と・・・私は最後まで悪態を吐けなかった。
動き始めたレンジョウの表情、所作、姿勢・・・。私は見惚れた。
大男も満足そうにしている。この結果を知っていた訳?
カナコギだけは、驚きの表情をしていない。ただ、莞爾とした笑い顔を浮かべて頷いている。
「兄貴・・・・。何て良い顔なんです?何があったか知りませんが・・・。ますます佳い男になりましたね!」そう言いながら満面の笑みを浮かべている。
「お・・おじさま。私のおじさま・・・・。」と言いながら、アローラは涙ぐんでいる。
「これはどうやっても適わないわ・・・。」マキアスもあんぐりと口を開いている。
落ち着いている。考え深そうな憂いの深い目線。活力に満ち溢れた立ち姿。
なにより・・・気品と信念を感じる。かつてのゴロツキだった彼はどこに行ったの?
加えて、隠しきれない慈愛の視線を私に送って来ている!
保護者、恋人、父親、同僚、戦友、指導者、その全てを兼ね備えた男。しかも強面の男前で剛腕で不死身・・・・。
”私の知っている蓮條主税”はそんな男だった。今のレンジョウは、それを彷彿とさせる男に急激に変化した。
こんな男を過去に失って、どうして女である私が正気で居られた訳だろう?
しかし、過去の悪夢は消え失せた・・・。
いや、違うのか。悪夢を二度と惹起しないためにはどうすべきか。それを真剣に考えている自分が居るのを感じる。
それは、とてもある意味暗い決意であり、自分がレンジョウにしがみ付くための執着の産物であるとも理解している。
だが、それがどうしたと言うのだ?そう決めたのだから、そうするだけだ。
ある意味清々しい程に、私は自らの決意を受け止めていた。
ふと見れば、この場の全員が彼を遠巻きに見つめている。
だって、そうするしかないからだろう・・・・。
人は、自分の見知っている人が見知らぬ人に変わってしまった時に、最も大きなショックを受ける生物なのだから。
****
「・・・・・。」
「あれがそうなの?」
「ああ、前世の彼ととても似ている。俺達が惚れ込んで、命すら要らないと馳せ参じた彼だ。」
「人は心の持ち様でどんな風にでも変化するのね。」
「それが人間の可能性であり、出会いの不思議さなんだろうね。」
「ところで、例のレンジョウが造ったプログラムは・・・どんなものなんだろうか?」
「ゲシュタルト充実の他に、何の効果があるのか・・・だね・・・。むむむ・・・。」
ヴァスの質問に、管制室の操作員がスキャンを始めた時に。
「レンジョウのソリトンが、新しいプログラムの周囲を回り始めていると言うか・・・。ゲシュタルトの形が変形し始めている・・・。間違いない!ゲシュタルトの輪郭が変化している。」操作員が大声を上げた。
管制室の主だった者達がモニターの前に集まった。
「大きくなっている。前よりも安定的に大きくなっている。」
「六番目のパターンと似ているな。我々にスキャンできるのは一つだけだが、二つ目は無いのか?ここでも未知のソリトンが発生しているとかは?」ヴァスが男に問い掛けた。
「いいや、そんなものは感知できない。別の理由があるのだろう。所詮、人類の多様さに我等は揃って無知なのだ。人類とは、言ってみれば”究極的に自由”な存在であり、我等の様に使命や宿命に縛られる存在ではない。」
「その自由故に破滅するかも知れないが、その自由故に驚くべき変化を世界に与えるかも知れない。その一例となるやも知れぬ。どうせ我等には経過を見守るしかないのだ。」
「理由はある。しかし、多分我等には不可知な理由なのであろう。誰かが、あるいは本人が知る時、我等にも理解できる事だろう。」男はそう言うと目を静かに閉じたた。
****
「どうだね、気分は?」大男は俺に訊いて来た。
「ああ・・・。もしかすると、この十数年間で最高かも知れない。」俺は答えた。
「君も、シーナ君も取り戻した様だね。」
「何を取り戻したんだ?」俺は怪訝に思った。
仲間達を見ると、微笑んでいる鹿子木、驚いた顔のマキアス、涙ぐんでいるアローラ、そして・・・見た事のないシーナが居た。
「シーナ?」
「はい・・・。」とても静かな返事が返って来た。
「吹っ切れたんだよ。以前の悪夢を完全に駆逐できたんだ。君のおかげさ。」大男は俺の方を向いてそう言った。
「そうなのか?」と声を掛けると、黙って頷いた。
「やはり、今が大事なんだって。そう確認できたのは確かよ。あんたがここに居るなら、私はそれで良いの。」目を伏せて言葉を紡ぐシーナの姿は、何故かアリエルの所作を思い出させた。
「もう、ここでできる事は済んだんだよね?なら、これ以上できる事はない。そうじゃないかな?」シーナは大男を見やりながらそう言った。
「そうだな。もう語る事もない。我のできなかった事もレンジョウがやってくれた。」
その時、唐突にシュネッサが姿を現した。
「モルドラの勇者タキが、地表に戻るのを見届けました。」
「お疲れ様。ところで、あいつの様子はどうだった?」アローラが尋ねた。
「はい、帰りがけに、何度か亡者どもに遭遇したのですが、それらを悉く一人で倒し、大層荒れ狂っておられた様子でした。」
「彼が話していた”ガブリエルの斧”らしき武器で、遭遇したデーモンすら一撃で倒しておりました。あれは大変強力な勇者なのですね。」シュネッサの感想はそんな感じだった。
「ただ、少し心配なのは、戦った後で”足りねぇ、足りねぇ!”と怒鳴りながら、次の怪物を呼び寄せていた事で・・・。随分と自棄になっていたのではないかとも見受けます。」
「俺にも覚えがあるな。だが、それはあまり良い成り行きには思えない。」と言うや、溜息が一つ出た。
「そうだな。俺が納得させてやるしかないのかも知れない。あいつは俺に似ているからな・・・。」
「これも業なのだよ。君には彼を導く運命があるのかも知れない。」
「ああ、わかった。」只事では済まない対決になるのだろう。そんな予感はあった。
「ところで、さっきの俺の問いだが。何を俺達は取り戻したんだ?」俺にはそれが気に掛かって仕方なかった。
「うん?そうか・・・。やはり自分達ではわからないか・・・。」大男は、何か眩しいものでも見つめる様に目を細めた。
「若い心だよ。」
「若い心?」何が何だか、俺には理解できなかった。
「そうだろうね。さっきも言っただろう。君は我と再戦しても勝てないと言っていたが、今はどう思うね?」大男は問い掛けて来た。
「それは時の運もあるだろうから、わからないところだが・・・。」
「まだ、俺は強くなれるのか?もし強くなれたのだとして、その強さで何を為すのか。それは見えないな。」
「そうだね。しかし、未知の未来に雄々しく立ち向かう。それこそが若さの根源だと思うよ。だから20歳の老人も居れば、80歳の若者も居るんだ。」
「シーナ君もそうだ。失ってしまった何かが再生し、充実する場面を目にした。だから、悲嘆に沈む暗い世界から、再び光ある世界に戻って来た。いや、まだまだ十分では無いのかも知れないが。」
俺はシーナを見た。鎖帷子姿で剣を佩き、凛々しい武者姿の彼女。
それが・・・・。
俺には・・・これは幻視なのだろうか?そして、ここは・・・。
俺は見た。まるで・・・そう、ジプシーの女の様な姿で、吹きすさぶ風に結わえた黒髪を煽られ、晴天のどこまでも青い空を背景に俺を見つめるシーナとそっくりな女を・・・・。
そして、その横に立つ・・・アリエルを・・・。
いや、あれは・・・アリエルと言う名前ではない。俺の渡したブローチを大切に手にしている。
そう言えば、俺がアリエルに最初に貰った魔道具もブローチだったのではなかったか?
遥かな昔にマダガスカルから掘り出された彼女の目と同じ色の輝石と、失われてしまった妻女の故郷で採れた銀を使って造った、彼女の想いに応えられない俺が、精一杯の返礼として送った品物。
その妻も、若く手強い雄敵に第二の故郷たる俺達の根拠地でもあった街を攻め落とされた後は行方が知れない。俺達の息子も同様だ。そんな身の上の俺が、彼女の想いをどう受け取ると言うのだ?
そして、その隣に立つ女の想いも・・・。
これ以上は未練でしかない。掛ける言葉もない俺は、この場を去るのが正しいのだ。
その時、声が聞こえた。「レンジョウ?どうしたの?またなの?」
俺はその声に思わず目を向けた。片方しかない目を・・・。
「生きていたのか!」輝く細い金髪、空よりも青く清冽な瞳、ほっそりした体躯の・・・少年の頃から好き合っていた女性がそこに・・・。
「しっかりして!どうしたの?レンジョウ?レンジョウ!」
ハッと意識を取り戻すと、俺はアローラに身体を揺すられていた。
「今のは夢だったのか?」下の方から心配そうに見上げる小さな顔。
「面白いね、君は・・・。そうか、そう言うモノを作ったのか。これも運命なのだろうね。君は意図していなかっただろうに。何をしているのかもわかっていなかったのだろうに。」大男は苦笑に似た表情を浮かべた。
「ともかくもだ・・・。言っただろう。彼女を連れて行ってあげなさいと。二度と再び手放さない様にね。」
俺には訳がわからなかった。今見た光景は一体何だったのかも。
ただ、俺は彼の言葉に素直に頷いた。
俺に抱き着いたアローラは、あの太陽の様な笑顔を浮かべた・・・。その笑顔を見た俺は、シーナの気持ちを少しだけ理解できた。
そう、心が潰されそうな悲しみと、今ここに居るアローラの姿を見て感じる安堵とが、氷水の様な冷たさと、太陽の様な暖かさが交互にやって来る切ない感覚を・・・。
俺は籠手を外して、アローラの髪を撫でた。そうしながらも、目はシーナに釘付けになっていた。
あの寂しそうな、万感の想いの籠った眼差しを探し求めた。しかし、彼女の丸い眼鏡の奥にある眼差しは、俺からは良く見えなかったのだ。
****
「前言を撤回する。我には、彼が何を作ったのか。あるいはしでかしたのかが理解できた様に思える。」男はそう言った。
「こんなのありなのかな?」サエにも理解できた様だ。
「”美を求めて行った事”だからな・・・。こうなる事もありえたのだろうけれど。」ヴァスも驚いている。
「シーナが見た光景も同じなんだろう。あれはイレギュラーな出来事だったが、シーナの助けて欲しいと言う強い想いに”コア”が反応した結果だったんだろう。」
「そして、今回蓮條が作り出したプログラムも同様の効果を及ぼしたと言う事か。」男は呟く。
「間違いありませんね。あれはレンジョウのゲシュタルトと”コア”の間にチャンネルを作り出すプログラムだったと見るべきでしょう。」操作員も同意する。
「こんな展開は計画では想定されていなかった。計画の変更を強いた者達も、こんな事を想定していたとは思えないのだが・・・。」男は思案にふけっている。
「”隣人達”にも予想できなかったでしょうね。」サエはそう言う。
「未知の未来に雄々しく立ち向かうか。我等の様な古い者共には、そんな事はあまり向いていない様に思えるが。」男はそう言うが。
「私は信じてみたい。未知の未来に、想像した事もない様な素晴らしい道がある事を。」サエはそう被せた。
「”待て、しかして希望せよ!”と言う事だね。」ヴァスはそう言った。
「ほう?君もデュマの小説を読んでいたのかね?」男は意外そうに言った。
「まあね。確か、テレビドラマでも見た覚えがあるけれど。」
「ふふ・・・。では、我も時間ができたならば、そちらを観る事にしようか。」
「そうすれば良い。今は、その為の時間を作る為に集中しなければならないだろうけど。」
管制室の皆はその言葉に頷いた。彼等に取っても、長い長い時間はまだ続くのだ。