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神木が桜に咲き始める頃  作者: 六道傑
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2

「すんませーーん!遅れやした~ー!」

大輝が思いっきりドアをガラガラ開けて叫ぶ

一瞬シンとなるが爆笑の渦が起きる

遅れたから爆笑したのかと思ったが

全員の視線は私に飛んでいた

私はキョトンとすると

「お前ら手を繋いで走ってきて、片方が真っ赤って恋愛ドラマかよ!」

とだれかが突っ込んだ。

再び爆笑の渦。私は恥ずかしさでさらに真っ赤になる

大輝はけらけら笑ってるだけだ

「ほらほら早くすわりなさいw」

若干真面目な西北圭先生もけらけら笑いながら手でジェスチャーをする

私はいまだに赤くなりつつも席にすわる

・・・って隣じゃん!!

「はーーい皆静かに~今日から担任になった西北圭だ。気軽に圭先生でいいぞ~よろしくな!それじゃぁ解散~」

解散の『ん』をいった瞬間私達のところにきて

ヒューヒュー言ってくる

再び赤くなる

大輝はけらけら笑いながら言い訳をする

私はふと教室の外を見ると

親友&幼馴染の八反田美魅佳(はちたんだ みみか)が小さく手招きをしていた

「美魅佳!おっはよー♪どうしたの?」

「どうしたの?はこっちの台詞よ。」

「あー。えーと。んーと。あはははは」

美魅佳は私と違って(?)もの静かである

今もドアの影に体半分隠れて覗いてるような感じになっている

これでかわいいから悔しい。

「また大輝君にイジられたの?」

「それは毎回の如くでしょ~」

「あんまりされると蘭の心臓がもたないからね」

「なにそれw恋愛で心臓もたないとかw」

「事実ミミィに助け求めてきたじゃん」

「あ、そんなことあったね」

いい忘れていたが美魅佳は自分のことをミミィと呼ぶ不思議な子

私はヒューヒュー言われてたのも忘れて美魅佳としゃべっていたのだった

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