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ヘイトな人々

作者: エンゲブラ
掲載日:2026/09/06

インターネットに書き込まれるヘイトな言葉。

相手の見えない状況での投稿は、過激さを増す。


ヘイトで他人から好感を持たれることは、まずない。

一緒に放火を楽しむ変質者たちの先頭に立つ程度の喜びしか、得るものはない。


それでもヘイトに勤しむ。

いったい何が彼らを突き動かしているのか?


ヘイトは、口臭に似ている。

毒気が強いほど、他者の不快感も増す。

自らが嫌われるためのヘイトに、いったい何の意味があるのか?


カギは、やはり孤独にある。

孤独は「自らの存在」を証明する、いわば証人のいない状態。透明人間の扱いをされるくらいなら、憎まれても存在を示す必要がある。―― と彼らは無意識に感じているのではあるまいか、とふと。


完全に悪趣味だが、愛を知らずに生きていると、実際に陥りやすい心理状況なのかもしれない。孤独もまた過度なストレス状況と同じだからだ。


昭和、平成、令和。

この国から失われたのは、富だけではない。

富とともに心の余裕を失い、それが様々な陽の感情をも失わせている。


建前よりも本音が優先されるようになったのも、余裕のなさからだ。「武士は食わねど高楊枝」の精神もまた失われている。


美徳のない社会。

社会を濁らせるような口臭なら、必死に息を殺した方がましだろう。


だが、ヘイトは止まらない。

彼らはもう、内臓まで腐っているのかもしれない。

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