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【140字】二重人格/バットを忘れた。【2本立て】

作者: 宜野座


【二重人格】


 俺は今、二重人格の凶悪犯の取り調べを行っている。

「ひひ、あいつを刺した時は脳汁が溢れて――うっ、誠に申し訳ございません、罪を自覚し心より――うっ、反省なんかするかボケ――うっ、捜査には全面的に協力――うっ、バーカバーカうっ、誠心誠意うっ、くたばうっ償うっ」

「拮抗しすぎだろキミ達」




【バットを忘れた。】


 しまった。バットを忘れた。何たる失態、プロにあるまじき大ポカだ。 

 他の選手から借りるか?

 いや、己の手に馴染むバットでなければ最高の力は発揮できない。


 どうすれば。


 ……そうだ。アレがある。俺の手にジャストフィットする、究極のバットが。

 俺は股間のファスナーを下ろしながら打席へと向かった。

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