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第51話

遅くなって、大変申し訳ございません。

 この世界で本来、勇者というのは、十大列強における九勇のことを指すのだが、今回レイタノ聖国が召喚した者たちは違う。


 今回レイタノ聖国が召喚した者たちは皆、職業称号で勇者を所持していたのだ。


 その称号は、所有者に強力な成長バフと能力向上効果をもたらす。


 そしてそれは、共に行動する仲間たちにも同等の効果を与える。


 そのため、少なくて20人と報告された召喚された勇者たちの数は、レイタノ聖国にとって短期間で非常に強力な戦力となった。



 戦争直前にそんな情報が入ったものだから、この会議でこの国の全てが決まると言っても過言でもない、帝国大議会は荒れに荒れた。


 今回の戦争は、毎年のようにしている小競り合いでも、数年に一度行うような戦争とも違う、お互いに全勢力を振り絞って戦うような大戦争を行うはずであった。


 そこに新たに相手側に特級戦力が追加されたのだ。


 国の首脳部は大混乱に陥る羽目になった。



 1軍にも匹敵する勇者の一団を相手にどうするか、すでにぎりぎりの軍のどこを削って戦力を抽出するか、それを会議していた時に、急に陛下が呟いた。


 精鋭部隊として、新たに募集をかけて軍を動員する。


 この時期に動員してもどう鍛えるだとか、どう軍則を覚えさせるかなどの問題もあったが、結局陛下の勘によってこの軍が動員されることが決定した。


 一時はどうなることかと思ったが、思ったよりも良い人材がたくさん集まってきたことを驚いている、というのが今の現状だな。


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