表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/85

第3話

ステータス表記を変更しました。

 年が経過して3歳になった。

 

 

 この歳になれば動き回ることも出来るので自分のスキルを試してみることが出来た。

 

 最も、【虫言語理解】ぐらいしかうまく発動したと実感出来るスキルは無かったし、そのスキルも蟻や蜘蛛などの虫が何を言っているかを聞き取ることぐらいしか出来なかったが。

 

 

 虫は感情がほとんど無く、言っていることも最初は何を言っているか全く分からなかったが、50レベルを超えた辺りからよく聞こえるようになり、80レベルを超えると簡単なお願いなら聞いてくれるようになった。

 

 また、レベルが100まで上がりMAXになると、【虫操作】というスキルと【蟲言語理解】というスキルが生えた。

 

 どうやら【虫操作】というスキルは今まで【虫言語理解】でお願いしていたことをもっとしっかり聞いてもらうことが出来るスキルらしい。

 

 とりあえず他人の目を盗んで少しづつスキルを使っているところだ。

 

 

 問題なのは【蟲言語理解】のほうだ。

 手に入れてから全くレベルが上がる様子が無かったのだが、今生の両親や村の大人達からうまく話を聞き出してみると、どうやら蟲とは魔物の中でも魔石の存在しない比較的弱い魔物の蟲のことを言うらしい。(ちなみに魔石が存在する蟲を魔蟲というそうだ。)

 

 つまりだ。魔物の蟲と話さなければならないということだ。

 これはとても大変なことだ。

 

 

 

 

『名前・・・・・ハマー=フロータス

 位階・・・・・6

 レベル・・・・33

 種族・・・・・普人

 性別・・・・・男

 年齢・・・・・3歳

 スキル・・・・【虫言語理解】・・・レベルMAX

        【蟲言語理解】・・・レベル1

        【虫操作】・・・・・レベル32

        【体力微回復】・・・レベル5

        【魔力微回復】・・・レベル52

        【飢餓微耐性】・・・レベルMAX

        【飢餓小耐性】・・・レベルMAX

        【飢餓中耐性】・・・レベルMAX

        【飢餓大耐性】・・・レベルMAX

        【飢餓超耐性】・・・レベル88

 称号・・・・・無し

       (転生者、『■■■■』*隠蔽中*)』

 

 

 

 

 ステータスに存在する位階の文字、これはレベルの合計が1,000になると上がるらしく、1つ上になるだけで目に見えてスキルの効果が上昇するのが感じられた。

 

 そしてこの位階は10段階あるようで、だいたいの人系種族は9位階から始まるそうだ。

 俺の場合、スキルの合計がレベルになるこの世界では生まれた時から位階が7だったが・・・。

 

 まあ、それは置いといて基本的に虫なんかは10位階に属するため戦闘能力も無いからか比較的簡単に操ることが出来るが、蟲となると弱い魔物と言ったって最低でも9位階で7位階のものも存在する。

 

 

 それだけならいけると思うかもしれないがよく考えてくれ。

 

 弱肉強食の自然界で幾つもレベルを上げるにはどうすれば良いか。

 

 それは決まっている。

 

 戦闘能力を上げる、だ。

 

 

 ほとんど【飢餓耐性】でレベルを上げた俺なんかと比べものになる筈のない戦闘能力を持っている相手に会話が失敗したらどうなるのか、考えたくも無い。

 

 故にだ、俺は生まれてから3年間ずっと一緒にいると言ったって過言ではないこの女王蟻を蟲へと進化させることに決めた。

 

 

 俺は【鑑定】みたいなスキルは持ってないからスキルがどれくらい成長しているか分からないが生まれてからずっといろいろなことをお願いしてスキルがある程度上がっているだろうと予想する。

 

 

 今日も俺は1人土弄りをしながら虫を探す。

評価とブックマークお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ