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第32話

 続いては、【体力吸収】や【魔力吸収】についてだ。


 これらは、【領域発生】などのスキルと共に、【虫操作】や【体力微再生】などが種族スキルに移行したときの、空いた部分のリソースで取得したスキルだ。



 どういうことかというと、どうやら種族スキルというものは、レベルに計測されるものではないらしい。


 そのため、スキルが種族スキルに移行してしまうと、レベルが下がってしまうことになる。


 しかし、実際にそうなることはない。


 なぜなら、移行した分の空きのリソースで、新たなスキルを取得するからである。


 本来であれば、進化が完了するまでの時間で、空きのリソース分のスキルを自分で設定できたはずなんだが・・・。


 まあ、これも大体予想はつくだろう。


 不吉な考えは記憶を飛ばして考えないようにしておかなくては、うんうん。



 さて、次は【飢餓完全耐性】のことにしよう。


 【飢餓完全耐性】は、今まで私が持っていた【飢餓微耐性】から【飢餓超耐性】までを、統合進化させたものだ。


 こちらは、神を名乗る仮面をつけた男に干渉されて統合進化したスキルではなく、自力で進化させたスキルだ。


 効果としては、食事をほとんどとらなくてもよくなることはもともとだったが、統合進化したことで、新しい強力な効果が付くことになった。


 それは、摂取したものを体内で完全に、エネルギーとして変換するという効果だ。


 地味に思えるかもしれない。


 だが、これは途轍もない効果だ。


 本来、生物が一部しか吸収できない栄養を、それも栄養をエネルギーに変換する行程すらも省いて、エネルギーを作り出すという、途轍もない効果だ。


 この能力を使えば、緊急時に食料を摂取することで取得したエネルギーで、回復を行うことができる。


 それどころか、実質的に摂取した毒すらも、完全に無効化することになるといっても過言ではない。




 地味そうで、なかなかとんでもない効果を持つ【飢餓完全耐性】だった。



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