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第23話

 「(■■)系の因子は全因子の中で最も数が少なく18しかないうえに、権能は存在せず神権しか存在しない代わりに、各因子系統の最上位にも匹敵する力を持っている。そんな因子の一つである【暴■】を蕾まで持っていて影響が出ないはずがないだろうが。」


 「そもそも、本来神ですらない存在が、因子を大量に持てるというのはとてもすごいことだ。それも、【■■】系の因子をだ。もはやそれは才能の塊としか言えない。まあ、才能を持つものというのは、大体がぶっ壊れているもんなんだが。」


 「お前だってそうだ。自分以外はどうでもいいと思っているだろう。確かに、そういう存在はほかにもたくさんいる。だが、そういう存在ほど自分以外に譲れない点というものはあるんだ。」


 「けどお前は違う。本当の意味で、自分以外はどうでもいいという存在だ。そんな奴はいない、一部の例外を除いてな。そういう狂った存在が、【■罪】の因子を持って神になるんだが、今の第三原初世界は時の流れすらも歪める異常な封印に守られている。」


 「その影響で第三原初世界の冥界は強化され、第三原初世界から魔に属している者はとことん排除されている。と言ってもその封印は今、壊れかけて少しずつ封印の外から流入しているんだが。まあ、だからこそ私が干渉が可能なんだがそれはいいだろう。」


 「魔に属するものが排除されることで、そこに存在するものは魂の霊力機関を抑圧されてしまう。だから、その魂が何らかの原因で他の世界に転生してしまった時は、抑圧されていた霊力機関が解放されることで、転生者特有の異常成長が起きる。」


 「だが、そこに【■■】の因子系統の一つである【暴■】の因子を所持していたら?その存在が強大な因子の力を制御できる才能を持つイレギュラーだったら?その存在が《世界之敵(ワールドエネミー)》にならずに神になってしまえば?」


 「一つ一つはあまり大したことはない。せいぜい第八位階世界がいくつか滅びるだけだ。そんなことに興味はない。それで目的が果たせるのならこんなめんどくさいことなどしなくても、自分の力すら使わずに、それこそこの列車を世界に突っ込ませるだけっで可能だからな。」


 「だが、それぞれが組み合わさってしまえば、史上2度目の原初世界の滅びを引き起こすことも可能だ。最高神である世界神ども、それどころか最高神序列一位に位置する『■帝■■ト■■■』を倒すことだって、いや、まがい物の概念神ではなく、本物の概念神を倒すことすら可能だ。」


 「それほどの力を持つ神が現れれば、全世界は混乱に襲われる。たった一柱の【■■】系の因子を持つ神ですら、それほどのことが引き起こされるのだ。18柱すべての【■■】系の因子の持ち主が現れたら、果たして世界はどうなってしまうのだろうか?」


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