パッチワーク的創作活動
凄まじく内容が散らかってしまいました。
思い付いた事を思い付いた順に述べているので、読みにくいやもしれません。
すみません。
今の時代、パクリだ盗作だとすぐに騒がれますね。
まぁ、確かに一から十まで一致して、更にはそれで金儲けでもされれば、そう批判したい気持ちも分からんでもありません。
っていうか、よく理解できます。
だが、ちょっと待ってほしい。
最近、一から十までどころか、一でも一致していれば、即座に批判されてないか?
一応、下手な物書きの末席として言わせていただくが、もうちょっと落ち着いてほしい。
ゼロから完全に真新しい設定を思い付くのは、とても大変なのだよ?
人類史が始まって幾星霜。
神話だの伝承だのを含めれば、それこそ有史以来、人間はずっと物語の創作活動をしてきたのだ。
斬新なアイデアなど、ほとんど出尽くしているに決まっている。
例えば、日本最古の物語とも言われる竹取物語。
あれは、月という異世界から地球に転生した異世界転生ものと見れるだろう。
例えば、カフカの変身。
あれは、人間から虫となったという事で、異種族転生のはしりなのではないだろうか。
勿論、両方とも現在において流行っているそれとは、文体も物語の構成としても全く違うが、それでも題材としては同一と言える。
そして、今、例を挙げた二つの要素(異世界転生及び異種族転生)を繋げた人気作として、某スライムや某蜘蛛などが、なろう小説には存在する。
個人的には、この繋げるという事が現代の創作において重要だと思う。
あの作品の舞台に、この作品の設定で、その作品の登場人物(に似た誰か)を配置してみよう。
こうして、一つの作品を創っていくのだ。
勿論、パクリだと言われれば認めるしかない訳だが、さっきも言った通り、斬新な設定などもはやそうそう思い付けるものではない。
これでは、ごく一部の鬼才でもなければ、創作活動が出来ずに虚構世界は先細りとなって消滅してしまいかねない。
そんな事を筆者は望まない。
似てしまっているのは仕方ないんだよ、と、おおらかな気持ちを抱いて欲しいのだ。
まぁ、似過ぎているのはどうかと思うが。
こう言ってはなんだが、筆者自身も百話以上続いているとある作品で、あれに似ているこれと同じだ、と言われた事がある。
全く知らない作品から、確かに土台にしましたと土下座をするしかないものまで、多種多様に挙げられたものです。
まるで意識しておらず、言われてみれば、と思うものもありました。
それくらい被ってしまうんだよ、探し始めたら!
ちょっとくらい多めに見てくれ!
で、まぁ、脱線しつつあるので、少し話を戻しますが。
あっちからこっちから、設定やら何やらを引っ張ってきて継ぎ接ぎのパッチワークこそが、今の時代に適した創作活動だと思う訳です。
人間、時間も限られますし、好みもあります。
社会現象にまでなる作品を嫌う人もいるでしょうし、打ち切り作品を面白いと思っていた人もいるでしょう。
かくいう筆者も、最近、色々と記録を作っている鬼滅の刃とかいまいち読む気が起きなくて放っていますし、2~3巻で打ち切られてしまった作品でも、いまだに設定や内容を覚えている印象深いものもあります。
きっと誰でもあるでしょう。
その中には、筆者が名前さえ知らない作品もある筈です。
そんな作品の設定を、引っ張り出して欲しいと思うのです。
誰かが知っているかもしれないけど、誰かが知らないかもしれない。
そんな忘れ去られてしまいそうな斬新だったかもしれない物語を繋ぎ合わせ、そこにちょっとばかりのオリジナリティを加える。
そんな感じで良いと思います。
それを見た誰かが、また設定を拾い上げて自分の作品に取り込んで、そうして色々なアイデアが広がっていく。
そんな流れになってくれると、喜ばしいかな、と、偉そうに思う訳です。
拾い上げた原型を知っていた人には、もう素直に認めてしまいましょう。
そうだよ! あの作品を参考にしてんだよ!
と。
だって、もう思い付かないんだもん。
斬新な設定なんて。
なんか色々ととっちらかってしまいましたが、結論に入りましょう。
作者の皆さん、必要以上にパクリ盗作批判を恐れるな!
表現の仕方や物語の方向性とかに独自性があれば、設定が似ていても黙らせられる!
読者の皆さん、ちょっとぐらいは多めに見てくれ!
ホントに頼んます!
凡人には真新しい設定とか思い付かんのや!
2、3くらい似ていても指摘するくらいで勘弁してくれ!
でも、十まで同じやったら、遠慮なく批判してくれてええで!
パクリ容認しとる訳やないからな!
何度も言いますが、パクリ盗作を容認してる訳ではないですからね!
作者は匙加減を間違えんなよ!