4.5話:森の祭壇に訪れし者
今回、別キャラ視点です。
ツカサがヨルムに着いた頃、
森の朽ちかけた祭壇に訪れる者がいた。
十代半ば過ぎの少女
腰まである美しい銀の髪、
右が金、左が碧のオッドアイ、
整った顔立ちに豊かな胸
百人に聞けば百人が美少女と答えるだろう
優れた容姿が身に纏うのは
胸部や脚部、腕部などに金属製の装甲が付けられた修道服、そしてその腰には一振りの剣が帯びてある。
「この戦闘の跡、そしてあの龍が居ない・・・何者かが討伐したという事でしょうか?」
彼女がこの場に訪れたのは、この聖域に住み着いてしまった悪しき龍王を討伐する為。
しかし、いざ来てみれば龍がおらず、
その場には激しい戦闘があったであろう跡が残されていた。
「何者かはわかりませんが助かりましたね」
討伐に来たとは言っても
勝てる見込みは薄かった。
彼女が弱い訳では無い
名前:セシリア・アルバ
種族:ヒューマン
Lv:50
MHP:10000
MSP:2000
Str:50
Agi:75
Vit:50
Int:90
Dex:70
Luk:100
ユニークスキル
【天眼】
【天啓】
【聖装】
スキル
【細剣術】
【光魔法】
【火魔法】
【水魔法】
【風魔法】
【料理】
称号
【聖女】
【剣聖】
この様に彼女は人類最高峰に匹敵する強さだ
冒険者ギルドにも登録しており、
Sランクを与えられている。
そんな彼女でも難しい相手を討伐した相手
それを討伐した何者か・・・
「興味深いですね」
そう呟いた時、頭に声が響く
「なるほど、ツカサ様と言うのですね」
【天啓】の効果を受けこの場で起きた事を知る
「ヨルムにいらっしゃるのですね」
そう言って歩きだした。
メインヒロイン登場です。