4話:初めての街とギルド
採集や能力の検証などをおこないながら
森を彷徨うこと三日、
ようやく森を抜け街道に出た。
そこから丸一日かけて
街門の前までついた
「ようこそヨルムへ、身分証の提示と入街料のお支払いをお願いします。」
「すみません、身分証は持ってないです。この街へは冒険者ギルドへの加入が目的で来ました」
「なるほど、ではこれに手をかざして貰えますか?」
そう言いながら水晶玉の様な物を取り出した。
門番に従いそれに手をかざすと青く発光した。
「問題ない様ですね、では入街料は銀貨一枚になります。」
それに従い銀貨を渡すとあっさり通された
入街して大通りを真っ直ぐ進むと、
盾の後ろに剣と杖がクロスしたモチーフの看板が掲げられた大きな建物が見えてきた
あれが冒険者ギルドだろう
扉をくぐり中に入る。
中は広く、受付用のカウンターと依頼の掲示板らしき物がある。
今が昼前くらいの時刻だからなのか、
人が少なく、受付に並ぶ人もあまり居らず
すんなり受付までたどり着く
「ようこそ冒険者ギルドへ本日はどの様な御用件でしょうか?」
受付嬢の見た目は中の上くらい、
テンプレの様な凄い美人揃いとはいかないらしい
「ギルドへの登録をお願いします」
「かしこまりました、ではこちらに記入をお願いします。」
渡された紙の記入欄を埋めてゆく
名前:ツカサ・ヒグレ
年齢:25
性別:男
出身地:ニホン
武器:剣、魔法など
「書けました」
「確認致します」
記入欄を埋めて渡すと
今度は街門で見たのと同じ様な水晶玉らしき物を出され触れるよう言われる
結果はやはり青く発光するだけ
「問題ない様ですね、ではギルドについて説明させていただきます」
説明された事を簡単に纏めると
ギルドにはランクがあり
下 G.F.E.D.C.B.A.S 上
であり最初は全員Gから
Dで一人前、Bで一流、Sは化物らしい
ランクは依頼をこなしていけばEまではあがる
D以上はそれプラス昇級試験がある
依頼は基本自分のランクまでの物のみ受注可能
例外として受注の必要が無い常接依頼に限り
上のランクでも受けられる。
受注した依頼失敗時には違約金を払わされる
ただし、例外として依頼のランクに見合わない内容の場合は違約金は発生しない。
(Dランク依頼なのにBランクのモンスターが出て手に負えないなど)
基本ギルドで争うな、
やるなら立会のもとで決闘
みたいなかんじだ
説明された後、登録料銀貨一枚を払い
俺の名が刻まれたギルドカードを渡され
登録完了。
「登録は以上です。他に何かありますか?」
「おすすめの宿とかありませんか」
「ギルドを出て右にすぐのとこに黒猫の尻尾亭という宿屋があります」
紹介を受けて宿に向かった