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作者: Jinafu

「女は女らしく」

「男は男らしく」

「年相応に」


そんな言葉で埋め尽くされた世の中で、みんなそれぞれ小さな疑問や違和感を覚えつつそれでも毎日平気な顔して生きている。


私もその中の一人で、毎日朝起きて仕事に行ってご飯を食べてお風呂に入って寝てまた起きて。そんな生活を繰り返している。

今の生活に安定も安心も何もなくて、そんな自分に自信も持てなくて。


自信が無いから死にたいのか、

自信を持てるように生きたいのか___それすら分からなくて、なんだかんだ寿命を毎日削ってそれなりに生きてる。


死にたいなんて言ったところで、誰も私を殺してはくれないし

慰めてもくれない。

「わかるよ」「大変だよね」「おつかれさま」そんな言葉で全部分かったつもりで相槌打ってくれる君も、本当は私のことはなんにも知らなくて。


自分にも誰にも本当の私なんて分からなくて、それでもどうにかこうにか毎日起きて笑顔を作って

なんとか生きている。


嘆くことも喚くことももう疲れた。

だからもうこれからは静かに行きたい。

生きて生きて生きて生きて、そしていつか生きていてよかったって思える日が来るように。

生きていることは死ぬことより幸せなことだって信じて、

明日の私のために、未来の私のために今日の私が頑張ろう。


いつ来るかわからない、もしかしたら一生来ないかもしれないけれど、

それでも私は明日のために生きるしかないから。

せめて明日の私が少しでも死にたい気持ちを抑えられるように

今日の私はいつもより少しだけ頑張ろう。


頑張っても報われない、ひとりで勝手に頑張ったところで誰も見てくれない。

それでも、明日の私には確実に繋がる___


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