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第40話 竜の女神様のお告げは? (3)
(リム?)
「(何、パパ?)」
(何でリムは、お店にいないはずなのに。僕がお客様にお好み焼きを焼くようにと嘆願されているのを知っているの?)
僕はリムに首を傾げ尋ねてみると。
「(えっ! いや、あの、何となく、何となく、だよ。パパ~。リムがわかったのは~)」と。
リムは僕に笑いながら、と言うか? 笑い誤魔化しながら告げてきた。
だから僕は(リム、そうなの?)と尋ねると。
「(そうだよ、パパ~。そう、そう。あっ、ははは)」と。
リムはやはり、何かを誤魔化すかのように、笑い誤魔化しながら僕へと告げてくるから。
(本当に?)と尋ねてみる。
「(うん、そうだよ。パパ~)」と言葉を返し。
「(もう、パパは本当に考えすぎだよ)」と。
リムはやはり何かを隠し、誤魔化すかのように、僕へと告げてくるから。
(う~ん、可笑しいなぁ)と、僕が脳内で呻れば。




