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第40話 竜の女神様のお告げは? (1)
(あのさ、二人共?)
と、僕も、以前よりかは、竜神としての力を使用できるようになっているから。
自身の神技? 魔力?
まあ、霊力なのかは、解らないけれど。
とりあえずサイコキネシス、テレパシーみたいな力を僕は使用して、自身の妻二人──。
レビィアとリムへと声をかけた。
「(……ん? 何ですか、旦那様?)」
「(どうしたの、パパ~? リムと姉上は只今、忙しいのだけれど)」と。
僕の脳内へと直接二人から声が返信されたから。
(今ね、お店に、海外から日本へと旅行にきたらしい、お客様がお好み焼きを食べたい。今直ぐ焼いてくれと。我儘を言っているのだけれど。二人共、今忙しい?)
僕は妻二人に尋ね。
(今直ぐに家の戻れないかな、二人共?)と嘆願……。
(先程から、その女性のお客様に、今日は、家は定休日だからと、俺が説明をしているのだけれど。そのお客様、他のお店に行こうとしないで、俺にお好み焼きを焼けと言ってくるから。俺本当に困っているんだよ。だから悪い。レビィアとリム、ドラゴン化してもいいから今直ぐ帰って。お願いだから)と。




