表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

90/401

第38話 今日は定休日なのですが(7)

「あの、お客様?」


「ん? 何ですか、お店の店主さん?」


「雑誌の取材の時に、お好み焼きを焼いた二人は。今日はお店がお休みなので。只今でかけていまして、帰宅の方が正午以降になるのと思うから。今日はお好み焼きを焼く事ができないのですよ。本当にすいません」と。


 僕は女神様のように美しいお客様へと、大変に申し訳ないと謝罪をしした。


「……じゃ、店主さん。あなたがお好み焼きを焼いてください。(わたくし)は、あなたがお好み焼きを焼く姿をここで座って見ていますから。あなたは(わたくし)のためにお好み焼きを焼いてください。おねがいします」


 異国情緒溢れる、銀髪の麗しい彼女が、ッてと。


 僕が説明、言葉を漏らしたところで、話しを少し折るのだが。


 よく考えてみると?


 僕の可愛く、麗しいお嫁さん二人も、異国情緒溢れる女性だった事を思い出したと告げ、説明をしたところで。


 僕は話を元に戻すのだが。


 僕の美味しくないお好み焼きを銀髪の麗しい女性は食べたいと告げてきたから。


 僕は、自身の顔色を変え、(どうしよう?)と、自分の脳内で呟きつつ途方に暮れる。



 ◇◇◇



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ