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第76話 幼馴染(7)
「えっ! 嘘?」
俺はレオンのあっさりと回答に対して驚嘆をすれば。
ガブリ! だ、
またフレイに噛みつかれた。
だから俺は怪訝な表情で「フレイ、マジで痛いぞ!」と不満を漏らして、終えれば。俺はある事を思い出すから。
「……そういえばフレイって、幼い頃から自分が気に入らなければ直ぐに俺に噛みついてきたよ」と幼い頃の事を説明する。
「あっ! 本当だ! 母さんの言う通りで本物の国王陛下だ……。母さんの幼い頃の話しなんて、幼馴染でもない限り、解らないもんなぁ~?」
「うん、レオンの言う通りだよ。陛下とおばさんの幼い頃の話しや私達と変わらない頃のおばさんの甘酸っぱい恋話なんて、当人同士しかわからないのに。陛下は先ほどから困った声音だけれど、全部返しているもんね。あっ、ははは」
レオンの説明を聞きランちゃんは笑いながら安易に、俺にフレイを今度こそ、嫁にして養えと告げてくるけれど。




