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僕の前世は異世界の凶悪な竜だったみたいだけれど。今は異世界日本でお好み焼き屋を呑気に営業しています!  作者: かず斉入道


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第76話 幼馴染(4)

 俺は声を大にして叫ぶように尋ねた。


「うん、言っているよ。陛下はおばさんに対して大変に酷いこと。女心がわからないことを言っているからおばさんが本当に可哀想だよ。だって先ほどからおばさんの様子を見ていたら、少女に戻った感じで嬉しそうなんだもん。だからおばさんが先ほどレオンに自分は陛下の御嫁さんになる予定だったと言ったのだと思うよ?」


 俺が絶叫交じりで少女に尋ねてもこの通りだ。フレイに優しくない俺は女心の解らない奴だと諫めてくるけれど。


 フレイは俺の身勝手な政策……。急にこの国の王を辞めて野に下り、一族を守護する事を破棄し、早々と病死した俺の代わりに一族を守護しようとして勇者に討たれたあいつの妻だった女性……。


 そんなフレイを幼馴染で、幼い頃に結婚の約束を交わし、エリカと結婚する迄は身の回りの世話をしてくれていたからと、またこいつに恋愛感情を取り戻すような大それた事は俺にはできない。


 だから俺も甘えてくるフレイに対して、先程から素知らぬ振りを決め込んでいるのに。俺はランちゃんから叱られたから困ったなと思いつつ、長老の屋敷へと向かって走る。




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