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第75話 謝罪……(5)

「すまない。すまない。許してくれ、フレイ……。俺が不甲斐ないばかりにあいつをお前達親子から奪うようになってしまった……。本当にすまない。許してくれ……」


 俺の目の前に立っていた彼……。レオンから母の名を聞き、呆然としながら膝をついた俺は自分の口を開き。


「うわぁ、ああああああっ! グレンー! お前だったのかぁああああああっ!」と絶叫交じりで叫び──!


 その後は屋敷の玄関先で泣き崩れた。


 だから俺の片腕でもあり、友でもあった、軍や治安維持を担当してくれていたグレンの息子……。レオンが肩を落とし泣いている俺の腕を持ち上げてくれて母親の部屋……。グレンの妻だったフレイの許へと案内してくれた。


 すると狭い部屋の真ん中に置かれたベッドの上で上半身を起こし俺を見て驚愕……。空いた口が塞がらない様子でいるフレイの顔が瞳に映ったから俺は、慌ててその場で土下座──。彼女に謝罪をしても許してもらえないとは思うけれど。

 俺の政策が失敗して、一族を貧困化させた上に、何も改善する事もできない状態の中で流行り病にかかり他界をした。


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