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第75話 謝罪……(3)
「じゃ、レビィア様も生きていらっしゃるのか?」
彼は慌てて尋ねてくると。
「女王様はどうなった?」
俺の目の前の彼は下を向きつつ、自身の両手の拳を強く握り絞め、自分の身体を震わせながら重たい口調で尋ねてきた。
「……エリカもいるよ。俺が保護している……。そしてこの世界の結界は破棄させ、リムがお城の周辺だけ結界を張り直した。だからモンスターが活発に国内へと侵入してきている筈だ」
俺は国境の町で仲良くなった冒険者のジルさん達メンバーや義父のランガーさん……。ミルにミューズ達が心配していたモンスターがつい最近、町の近郊にも多々現れるようになって物騒になったのだと。
それとモンスターが他の町や村にも多々現れるようになり。モンスターの肉や鱗、皮、骨等の価格が下がってしまったと苦笑いを浮かべていた事は、実は俺がエリカを結界の女神から解放する為に意図的にしたのだと二人に説明をした。




