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第10話 リムの説明(3)
私はリムを睨む行為を辞め、今度は困惑した表情で尋ねてみた。
するとリムの口から「えっ!」と驚嘆が漏れ。その後はあの娘の顔が真っ赤に染め、照れ恥かしそうに俯き……。自分の両手……。指先をモジモジしながら姉の私へとかくかくしかじか……。
お父様の転生者と夫婦の契り、接吻迄したのだと。
だからリムいわく「姉上、パパはリムの物だから。最初に新婚生活を満喫してもいいよね?」と自分の物だと主張してきたから。
私もフムフムとリムの話しを聞き。
「じゃ彼はリムの容姿を見て一目で気に入ったと言う訳か……。なるほど……」と声を返せば。
「うん」とリムも直ぐに頷いた。




