表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

360/401

第71話 ドラゴンと対決! (9)

 そう、前世はこの地の竜神であり、国王だった俺からしてみれば御立派な勇者の神話ではない……。


 自分達の名声値と麗しい竜の女神を独占、傀儡する為の見せしめショー……。残酷なショー……。


 魔物達の魔力を手に入れるだけじゃ飽き足らず。自分達がドラゴンの力を得ようと俺の一族や家臣達をエリカの目の前で解体して食らった残酷な話を彼からも聞いた。


 だから俺の両目から涙が次から次へと溢れ出してしまうから。


「あ、あんた……。一体誰なんだ……? 何で俺の話しを聞いて泣きだした……」


 彼は自分の目の前で力が抜けたようにへたり込み、我を忘れ男泣きを続ける俺に困惑しながら尋ねてきた。


「すまん……。すまない……。本当にすまない……。俺がだらしないから、こんな恐ろしく、悲しい事件が起きてしまった……。本当に御免……。御免よ……」


 俺は彼に……。まだ幼さも残る若いドラゴンへと最終的には泣きながら土下座をして謝罪をする事しかできなかった。




 ◇◇◇


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ