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第70話 ドラゴンと対峙(10)

「はぁ~、誰がクソガキだぁ~! クソガキはお前だろうが~?」


 彼は前世の僕と比べると未だ若い……。


 そう、ひよっ子だから僕の魔力を察知する事が出来ないから。僕に怒声を放つと身体を一刀両断するつもりで、自分の利き腕──爪を素早く振り下ろしてきた。


《ガン!》


 だから僕の身体に彼の大きな爪痕が残り、出血をすると言う事はない。まあ、無いのだよ。


 だって以前にも説明をした通りで、広島生まれの僕の身体の中には小さいながらもゴ〇ラみたいに核で魔力増幅をする事が可能だから。今の僕は前世の自分よりもはっきりと強いと自画自賛できるぐらいだから。


 僕が左の腕を上げ──中段で構え、受けるだけで彼の一刀両断は止まるから。


「えっ!」だよ、彼は! ドラゴンの彼はね! 自分の両目を大きく開けながら驚嘆を吐いてしまう。


 しかし、僕自身も若い彼にやられっぱなしと言うのも面白くはないから。これから若い彼に対して大人らしく、少しばかり折檻をして、躾けよぅと思う。



 ◇◇◇


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