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第69話 ドラゴン(15)

 僕は助走をつけるように走りだして「デ〇ルウィング~~~!」と某アニメの正義の味方のように叫ぶ。


 すると僕の背からドラゴンや魔王のような黒い翼が現れ──。僕は上空へ上昇──! 自分の翼を動かし飛行を始めるから。


「あっ!」

「あれ!?」

「飛んだ……」

「新作って飛べるんだ……」

「竜神族って凄いね……」

「あれならば何とかなるんじゃない?」

「うん」

「そうだね」と。


 僕以外のお店に残った者達は、この他にも色々な会話をすれば。


「飲み、食べ直しましょうか?」


 ランガーさんが僕の代わりに皆へと告げてくれて。


「えぇ、そうですね」

「食べましょうか?」

「飲み直しましょうか?」

「その内帰ってくるでしょう……」と言う事になり。


 僕が居なくても宴の続きをちゃんと始めたらしい。



 ◇◇◇

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