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第68話　皆で仲良く……（７）

　僕もジルさんと同じくケラケラと笑うと今度はララちゃん……ではないよね？　僕の物だからちゃんと名指しで呼ばないといつもでも他人行儀……依怙贔屓だと思われるといけないから。

「ララ～、悪いのだけれど？　僕のリュックサックの中にまだ缶ビールや酎ハイがあると思うから？　お父さんや皆に配ってあげて……。そしてヨル君とマイちゃんはお酒を飲む訳にはいかないからペップボトルにあるスポーツドリンクを紙コップに注いで配ってあげて」と指示をだす。

　だからララも僕の名指しを聞き、少しばかり驚いた顔をするけれど。

「姉ちゃんよかったな～」

「よかったね～」

　僕にララは名指しをされた事で下の二人も、自分達の姉が嫁入りしたと気がついた訳だからエールを送る。

「うん」

　ララは自分の幼い弟と妹に祝福されて照れ恥かしそう顔をするけれど。直ぐに嬉しそうな顔をして。

「は～い、あなた～」