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第68話　皆で仲良く……（１）

　僕は自分の脳内で『うわぁああああああっ！』と絶叫を上げ困惑しながらミルさんへと尋ねたのだけれど。

　当の本人であるミルさんはと言うか？

　異世界日本人の僕の周りにいる人達は皆これと言って自分達の顔色を変え困惑……。動揺をする事もなく平然な顔……。

　と言うか？

　困惑して、顔色を変えている僕の顔を不思議そうな顔で各自各々が見詰めてくるから。

　もしかして？　僕が可笑しいのか？　と思ってしまうのだった。

　◇◇◇

　題　皆で仲良く……（１）

『あぁ～、僕が可笑しいのか～？　知識不足なのだろうか～？　日本ではこんな事はありえない～～～！』

　僕は天空を仰ぎながらちゃんと脳内で嘆いていると。

　ズシズシズシ……と僕のもう嫁だと告げてきたミルさんが恐ろしく威圧のある足音を立てながら。僕の側へと酔ってきて、自分の括れた腰に両手を当てつつ、自身の目を細め睨んできた。