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第65話 異世界でお好み焼きを販売するぞ! (12)

 僕の指示、嘆願を聞き、ヨル君が首を傾げ尋ねてきたのだ。


 そうこの世界は異世界の日本ではなく、海外と一緒でね、飲み水に対してミネラルウオーターのような良い物でなくても料金を貰うシステムだから。

 紙コップのような小さなコップだとヨル君はいくら料金を貰った良いか解らないと、僕に尋ねてきた。


「うぅん、別に料金は貰わなくても良いよ……。お水はサービスで良いから、ちゃんと列になり並んでいる人に配ってあげて」と、僕はヨル君に告げ。

 マイちゃんへと視線を変えると。


「マイちゃんはお好み焼きを食べ終わった人のお皿のゴミや噛みコップのゴミ等を僕が持ってきたビニール袋と呼ばれる袋に捨てて貰えるようにお客様へと言って回ってくれるかな?」と嘆願をした。


「……し、新作さんお水を無料って……」

「お店の売り上げが……」


 僕がヨル君へとお水の無料サービスの指示をだせば流石にランガーさんやララちゃんも顔色を変え僕に尋ねてきた。



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