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第65話 異世界でお好み焼きを販売するぞ! (3)

 僕は【広島お好み焼き】の値段が高い! お安くしろ! と叫ぶお客様達に。

 この【お好み焼き】を一枚焼くのにどれだけ良い物──材料を使用しているのかを説き。


「僕はお店の店主さんに一枚銅貨五枚で販売しようと提案をした……。竜神山の麓の町では銅貨八枚でも直ぐに売れたから。そのお値段で売りましょうと提案したんだ……。でもお店の店主さんが、この町は竜人山の麓の町とは違い。いつも死と隣り合わせの冒険者さん達が多いいから【お好み焼き】はお安く売って皆さんを喜ばしてあげようと言われるから。僕も銅貨三枚のお値段に対して納得した訳だから。【お好み焼き】の値段は高いどころか、お安いはずだ!」


 僕は心優しいランガーの代わりに荒くれ者の冒険者達へと荒々しい言葉使いで説明をする。



「【お好み焼き】が高くていらないと思う奴は、とっととこの場を去れよ。邪魔だから」

「早く退けー!」

「いねぇ~!」

「俺がー!」

「うちが~!」

「儂が~!」

「いつまで経っても購入できないだろう~!」



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