表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

29/401

第6話 世間の荒波(8)

 でも我が家の大黒柱でもあるお母様は、いつもあの様子……。


 只今リムの頭を優しく撫でながら微笑む様子を凝視すれば分かる通りだ。


 我が家のお母様は大変に穏やか、ゆるり、おっとりとされているとてもお優しい方だから。


 娘の私の意見に耳を傾ける事等無い。


「だめよ、レビィア。そんな悪意あることをしたら。貴女がしようとしていることはおいはぎ達と変わらない行為だから、だめ! わかった、レビィア?」


「でも、お母様」


「でも、もないのですよ、レビィア……。じゃ、レビィア? 貴女は、この国に住む民達が。貴女の言葉に耳を傾けずに無視、素知らぬ振りをしたらどうするのですか?」


 お母様は、この国を守護、幸福へと導く。


 愛と慈愛、豊穣の竜の女神様だから。


 娘の私の意見を大変に困った顔をしながら首を振り、問いかけてきた。


「う~ん、そうですね? 亜人達が私の言葉に耳を傾けなければ見せしめとして、亜人達の目の前で村か、町を焼き払い。廃墟にしてしまいます」


 だから私は少し考え、強引に従わすと告げた。



◇◇◇



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ