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第64話 異世界初のお好み焼きを食べるぞ! (6)
「うわぁ~、美味しいそう~」
ヨル君もお好み焼きのボリューム感に驚きつつも、自分が思っている感情を素直に口に出し漏らしつつ、自分が利き腕の手で握るプラチック製のホークで『ブスリ!』と刺し。
彼は男の子だから、ララちゃんやマイちゃんのように周りの目を気にしながらホークで小さく切りながら可愛く食べるような事はしないで、自分の口を大きく豪快に開け──。
そのままお好み焼きを『ガブリ!』と噛みついて『モグモグ』と口を動かし、『ゴクリ!』と呑み込んでしまうのだった。
「美味い! 美味しい! ……姉ちゃんやマイの言う通りで、この【お好み焼き】は本当に美味しいね! おいらびっくりだよ!」
ヨル君もララちゃんやマイちゃんに続いて【お好み焼き】を食べて歓喜、感動し。
その後は「美味い」、「美味しい」と独り言を漏らしつつ『モグモグ』と食べ続ける。




