第64話 異世界初のお好み焼きを食べるぞ! (3)
だから僕と同じく飲食店を経営しているランガーさんから先程こんなにも調味料をふんだんに使用しても大丈夫なのか? と尋ねられたぐらいだから。
お店の売り物──商品をマイちゃんが試食しても大丈夫なのか? と三人は心配するけれど。
僕は自分の胸を『ドン!』と叩いて、ニヤリ……。満身の笑みを浮かべると。
「大丈夫、大丈夫だから……。皆でお好み焼きの試食をしてみようよ……。僕もこの町に住む人達のお口に遭うか、どうだか、感想も知りたいから」と告げるのだった。
「うわぁ~。美味しそう~」
「本当にいい匂いがするね~」
お店の看板娘二人……。マイちゃんとララちゃんの二人が白い発泡スチロールの使い捨てトレーの上に乗せられた広島お好み焼きの野菜焼……。
僕の産まれ故郷──。地元御自慢のお好み焼きソースをたっぷりとかけ、塗りして──。青ネギの千切りに紅ショウガ……。いりごま、青のりに魚粉をふりかけたお好み焼きを見て、可愛く『クンクン』と鼻をならしながら歓喜の声を上げると。
「「いただきます~!」」
お店の看板娘二人が姉妹仲良く声を合わせ告げるものだから。




