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第63話 お好み焼きを焼くぞ! (4)
そう只今僕が先程ランガーさん親子と頑張って千切りしたキャベツを魚粉や香辛料、塩を満遍なく振ったお好み焼きの薄生地の上に盛っていく様子を親子で微笑みながら観察……。
「うわ~、凄い~」
「父ちゃん、姉ちゃん見てよ! おじさんがケーロンの千切りをこんなにも沢山盛っていくよ~」
マイちゃんやヨル君から凄い! 面白い! と歓喜の声が上がれば。
「本当に凄いボリューム感だな~」
「うん、凄いね~」
「父さんもこんな料理は生まれて初めて見るよ。本当に美味しそうだ~」
ララちゃんやランガーさんも大きな鉄板の上で一度に広島風お好み焼きの野菜焼きを焼く様子──千切りキャベツのボリュウーム感を見て歓喜の声を上げる。
特にこちらの世界の料理は肉を中心とした料理が大半で、後はミルクを使用した鍋……。




