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第62話 お好み焼き屋を焼いてみます(6)

 だが二人のお姉ちゃんであるララちゃんの口からは、「ダメよ、二人共」と言葉が漏れ。

「二人共怪我をしたらどうするの?」と。

「家には料理に使う刃物は二つしかないの。だから二人は無理。わかった?」と、ララちゃんがヨイ君とマイちゃんに言い聞かせる。


「えっ!」

「そんな……」


 大変にやる気のあったヨイ君とマイちゃんは姉のララちゃんに諫められてガッカリ……。自身の肩を落とした。


 僕は自身の肩を落とす小さな二人を凝視して、まあ、お姉ちゃんのララちゃんが言う事がごもっともだと思う反面……。


 この壊れた店内を少しでも早く元のお店に戻したい。だから小さい自分達でも出来る事を手伝いたいのだと思う。小さな二人の気持ちも分かる。


 だから僕は家の奥様達が用意をしてくれた大きなキャリーケースの中をまた覗く。




 ゴソ!


 ゴソゴソ……。

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