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第62話 お好み焼き屋を焼いてみます(3)

 僕がヨル君との会話も終わり、皆が興味津々に見守るなか、キャベツの千切りを黙々と続けているとランガーさんが声をかけてきたから。僕は首を傾げ、言葉を返した。


「今新作さんが千切りにしている野菜なのですが。色が少しばかり違っているようですがケーロンなのですか?」


 ランガーさんも僕のように首を傾げながらキャベツを見てケーロンなのか? と尋ねてきた。


『ケーロン?』と僕がまた首を傾げる事はない。だって僕の奥様三人は元々こちらの世界の者……。竜の巫女、女神様だったから、最初にリムが時空の扉を開き、日本へと来て──。落ち込む僕を優しく包みながら激励、労わってくれて、お店の手伝い。


 リムが僕の夢だった【皐月】の最初の看板娘になってくれた時に、日本のキャベツを見て。


『パパ~、形と色が少し違うけれど。これはケーロンなの?』と小首を傾げ、可愛く尋ねてきたから僕は、ランガーさんに『ケーロンなのですか?』と問われても困惑する事はない。




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