第61話 えっ! そんな物で! (7)
僕がセメントやコンクリートの事を問われた時の対照法としてグー〇ル先生から教えてもらった事をランガーさんへと説明をした。
「へぇ~、そうなのですか」と、ランガーさんも僕の説明を聞き感心した声を漏らしつつ焚き火台を興味津々に見詰める。
「火を着け、お店の準備をしましょうか?」
お店の店主で料理人でもあるランガーは、店先に組まれた焚き火台が気になって仕方がないようだけれど。このまま僕達は店頭にて、ボォ~! としていても仕方がない。時間の方も勿体無い。
だから僕はランガーさんへと微笑みつつ告げた。
「えっ! あっ、はい。そうですね。新作さん」
ランガーさんは僕の言葉を聞き、納得すれば。
「新作さん、私は何をすればいいですか?」と尋ねてきた。
だから僕はランガーさんへと「水場……キッチンを貸してもらえますか?」と尋ねる。
「えぇ、別に構いませんよ」
ランガーさんは僕の問いかけに対して直ぐに言葉を返してくれた。
だから僕はランガーに「ありがとう」とお礼を告げ。
「ランガーさんは、僕がこれからキッチンでする、【お好み焼き】の下準備の仕方を見て覚えてください」とも告げた。




