表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

24/401

第6話 世間の荒波(3)

 だって~~~! (わたくし)も何度も不満を言うけれど。どう思案をしてみてもお店の店主が(わたくし)の代わりに、ならず者達へと注意をして。お店の従業員である(わたくし)の事を守ってくれれば、自分自身で自衛をしなくても済む訳だから。時間()が経てば、立つほど(わたくし)自身も気がついていくから不満も溜まる。


 なので(わたくし)はお店の店主を睨みつけ『ガル、ルルル』と唸ってやったのだ。


「ヒィ!」


 だからお店の主人は(わたくし)の憤怒している様子を見て──怯えた声をもらしたのだ。


 それもちゃんと自分の顔を青ざめて畏怖……。恐れ戦き震えると。


「……レビィアさん頼むから二度と家の店には近寄らないでください。お願いします……。給金の方も約束の二倍を払いますからお願いします……」


 お店の主人は(わたくし)へと言葉を告げると慌てて店の奥へと入り─。少しばかり間が開けば慌てて(わたくし)の許へと戻り、自分の顔を青ざめ震えながら日払いの給金の二倍の金額を彼は手渡してくれたのだ。


 (わたくし)は別にそんな大金はいらない……。只毎日仕事をさせてもらえれば良いだけなのに……。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ