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第60話 有難う御座います! (5)

「お父ちゃん」


「父ちゃん」と。


 ララちゃんの弟と妹が悲痛な表情で言葉を漏らしつつ、ランガーさんの腰へと抱き付き。


「お父さん」とララちゃん自身も悲しい顔でランガーさんへと声をかけ、見詰めるから。


「新作さん……。本当に恥ずかしい話なのですが。ララは新作さん、貴方のお蔭で助かりましたが。この子達の母親の時は、力の無い私は妻を守る事が出来ずに、家族に大変に辛い思いをさせてしまいました」と。


 ランガーさんは僕に、にへらと笑いながら説明をしてくれた。


「そうなのですか」


 僕はランガーさんやララちゃん、弟さんや妹さん達の事を考えれば何と答えて良いかわからないから大変に短い言葉を返したのだが。


 僕には彼、ランガーさんの気持ちが痛い程わかるから下を向き、グッ! と奥歯を噛みしめれば。



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