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第60話 有難う御座います! (2)

「う~ん、家の嫁さん達から話しは聞いてはいたけれど。本当にお店の中の物を壊すんだ。マジで酷い事をするな……。これだと当分の間仕事等出来ないじゃないか」と。


 僕は自身の腰に両手を当てつつ店内を見渡し、怒りを募らせ。先程僕が殴り飛ばした冒険者達に対して憤怒! 不満を独り言のように呟き。


「はぁ~」と、更に大きな嘆息を漏らしながら店内を見渡していると。


「姉ちゃん……」と。


「どうしよう、姉ちゃん?」と。


 ララちゃんの弟、妹になるのかな? お店の奥の部屋の柱の影から、こちらの様子……。


 僕の様子を窺っていた小さな男の子と女の子が、ララちゃんの腰に抱きつき、悲痛な様子で声を漏ら始めるから。早くこれぐらいの子供が欲しいと思っている僕は、更にカチン! となる。


「ララちゃんのお父さん、ちょっと待っていて。俺が先程の男達を捕まえて修理代金を払わすから」


 僕は鼻息荒くランガーさんへと告げ、お店から飛び出ようと試みる。




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