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僕の前世は異世界の凶悪な竜だったみたいだけれど。今は異世界日本でお好み焼き屋を呑気に営業しています!  作者: かず斉入道


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第59話 皆驚き! (10)

「……ん? うちは大丈夫……。只この娘はどうだろう?」


 高速移動酔いでフラフラとしている獣人の娘さんへとミルさんが彼女の逆脇からチラリと見詰め尋ねる。


「……えっ! あっ! はい……。私も大丈夫です……」


 ミルさんの問いかけに対して少女は微笑みながら、自分も大丈夫だと告げる。


「そうか、それはよかった」


 僕は、自身の両脇に抱える、お嬢様二人の様子……。家の奥様達とは違って軟な身体だから、二人の安否が気になっていたけれど。これならば大丈夫そうだと僕は思うから。


「よいしょっと」と、僕は声を漏らしつつ、二人を自身の脇から降ろせば。


「お~い」


「ミル~」


「新作~」


「二人共大丈夫か~?」


 ジルさんのパーティーメンバー達が、僕とミルさんの安否を心配しながら声をかけ、走り寄ってきた。


「自分は大丈夫だけれど」と、僕は呟きつつ、ミルさんの方へと視線を変えた。





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