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第54話 毎日両世界を行ったり、来たりで、頑張ります! (2)

 お店の在庫……。


 そう、キャベツにピリ辛麺、普通麺、うどんの麺の在庫が無くなり。お昼の営業時間……。午後の三時よりも早くお店を閉める事も度々あるぐらい忙しい。


 だから僕とエリカの二人だけでお店を営業、回していくのは流石に辛いので、アルバイトかパートさんを求人情報に募集をしようか? と言った案も出ているのだ。



 だってお昼のランチタイムの仕事が終われば、エリカはクテクテ……。大変に疲れた様子でいるから。


「エリカ、大丈夫?」と、自身の顔色を変えながら尋ねる事も多々……。


 でもエリカはその都度僕に「大丈夫」、「大丈夫だから」、「あなたの方こそ大丈夫?」と。


 自分の身よりも、一度他界したことがある、僕の身体を心配してくれるのだが。


「エリカ! 僕は大丈夫だよ! この日本には《《栄養剤》》と呼ばれる物があるから!」と。僕は某メーカーの、お値段高い栄養剤をグイ! と飲み欲し。


「じゃ、俺行ってくるわ! エリカは二階でゆっくりとしていると良いから」と。


 僕もエリカの女神の微笑みに負けないくらいの、満身の笑みを浮かべつつ、リムが鍵をかけている異世界扉の鍵を、魔法の言葉を詠唱しつつ、開けていくのだ。



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