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第51話 うわっ! ドラゴンだ! (1)

「うわぁ、あああっ!」


「きゃぁ、あああっ!」


「いや~、ん」


「いやだよ~」と。


 まあ、その他にも色々な声──!


 そう、この僕の異形! 恐ろしい容姿を見て歓喜……じゃないよね? この様子はね?


 自分達が住み、暮らす町の上空に、東洋式の真っ白い幻竜、シェイロンの容姿が見える。


 それも僕は、上空から町を見下ろし、住人達へと威圧と威嚇コマンドを繰り出しているから、城下の町はパニック状態へと陥っている。


 だから僕は自身の脳裏で、シメシメと思うのだよ。


 だって町のこの様子だと、僕のもう一つの家と言うか、別荘? と呼んだ方が良いのかな?


 まあ、城山に聳える古城……。太古の昔から神が! 竜神様がいると言われ、伝説が残る古城へと。これで誰も押しかけてはこないだろうと、僕は安易に思いつつ、城下の町の上空から絶叫を上げる者! 僕の事を畏怖しつつ指さす者! 町の中を意味もなく走り、逃げまとう者……。


 あっ! それと? 僕が次期にレビィアへと嘆願をして、お好み焼きの出店をしてみようかな? と思っている町のマルシェの方も。出店している人達が慌てて出店──。自身のお店を片付けている様子が僕の瞳に映るから。


(ああ、何だか悪い事をしたな)と、僕は思いつつ。生前僕が働いていた町の様子を窺うのだが。

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